旧杉浦医院とは？

静岡県富士市中央町にあった杉浦医院の閉院に伴い、「広見公園」内に移築された、鮮やかなパステルカラーの外壁が印象的な、大正時代の1919年に築造された木造2階建の洋風建築。下見板張と竪羽目板を上手に使い分けた外観は、玄関ポーチ上に配されたファンライトのある窓を中心に、左右に整然と縦長の上下窓が並ぶシンメトリーなデザインで、屋根は銅板葺となっている。表札には、往時を偲ばせる旧字の「杉浦醫院」の文字が見受けられる。2000年8月1日に、富士市指定の有形文化財となっている。