さがら凧あげ大会とは?
静岡県牧之原市にある「さがらサンビーチ」にて、毎年5月のゴールデンウィークに開催されていた、端午の節句に男子誕生を祝い凧をあげる風習に基づく、江戸時代より続く伝統行事。「相良凧」と呼ばれる、尾が無くホームベース型で、糸目が上下2本だけの角凧を、ビードロを練り込んだ凧糸を使用して揚げるのが特徴。大漁旗のような文字と色彩の独特の意匠の凧が空高く舞い、大空を舞台に自慢の妙技を競い合う凧合戦が見られた。現在は「牧之原市史料館」にて「相良凧初節句神事」のみ執り行われているが、有志による凧合戦が見られることもある。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月GW | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称さがら凧あげ大会・相良凧初節句神事
ふりがなさがらたこあげたいかい・さがらだこはつぜっくしんじ
ローマ字Sagara Kite Festival
地 区牧之原市(Makinohara City)
住 所牧之原市相良275-2(牧之原市史料館)・さがらサンビーチ
お問合せ0548-22-5600(牧之原市観光協会)
参考HP牧之原市史料館
参考HPさがらサンビーチ
するナビ牧之原市の観光スポット
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さがら凧あげ大会の評価


1相良凧をじっくり観察しよう!
2点支持で尾が無く変わった糸が使用され、大漁旗のような色彩を放つ意匠に注目!
2ビードロ糸の凧合戦が見られるかもよ!
大会は無くなったけど、有志により大空を舞台に自慢の妙技を競い合う凧合戦が見られるかもよ!
3小凧づくり教室に参加しよう!
「さがら凧友の会」による小凧づくり教室は、子供たちに人気だよ!
さがら凧あげ大会 編


さがら凧あげ大会の地図
さがら凧あげ大会の見所

毎年5月のGWに開催されていた、江戸時代より続く端午の節句に男子誕生を祝い凧をあげる伝統行事。残念ながら、今は「相良凧初節句神事」のみとなった。

凧尾が無くホームベース型で糸目が上下2本だけの、大漁旗のような独特の文字と色彩を誇る角凧だ。これをビードロを練り込んだ凧糸を使用して揚げる。

ゲイラカイト世代の私だが、正月には和凧もよく揚げていた。簡単に舞い上がるカイトと違い、和凧はバランスが難しかったが、相良凧には頼りの凧尾も無い!

ビードロ糸を使用し、妙技を尽くし相手の凧を切り落とす合戦が見ものだったが、海に落ちたりして、せっかくの凧が無くなるのも問題だったようだ。

過疎化や少子化により、地方の伝統芸能がどんどん失われていき、本当にいつでも見られると思っていたものが、消えていく悲しさをつくづく感じる。

江戸時代より続いた伝統芸能がまたひとつ消え、こうして初節句の祝い凧を、家族みんなで見上げる微笑ましい光景も、波に消されていくようだ。