大津谷川桜堤防とは?
静岡県島田市を流れる、大井川に注ぐ大津谷川の堤防で、毎年春になると道悦地区を中心に、この川の両岸にソメイヨシノなどの桜が約2kmに渡り咲くことから「桜堤防」と呼ばれる。静岡県内でも、その知名度は低いものの、堤防上を真っ直ぐに伸びる「桜トンネル」の光景は、見る者を魅了し訪れる者を楽しませてくれる。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月桜 | 4月桜 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称大津谷川桜堤防
ふりがなおおつやがわさくらていぼう
ローマ字Cherry tree dike of the Otsuya River
地 区島田市(Shimada City)
住 所島田市道悦~高島町~東町
お問合せ0547-46-2844(島田市観光協会)
するナビ島田市の観光スポット
総 評
静岡県中部の桜の名所ではあるが、県外からここを目当てに集客できるほどの力は無い。しかしながら、飛び抜けた美しさや抜群のロケーションは無くとも、こじんまりとしつつも自然な感じの桜トンネルを歩けば、日本人の心の琴線に触れるどこか懐かしい光景に出逢え、ひと時の安らぎが得られることは評価できる。
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大津谷川桜堤防の評価


1桜トンネルを歩いてみよう!
ソメイヨシノを中心に、約500本の桜による桜トンネルをのんびり歩いてみよう!
2内から外から眺めてみよう!
橋の上や対岸の河原から眺める桜並木の光景も、また一興だよ!
3地元のローカルな祭りの雰囲気を楽しもう!
毎年春には、赤提灯が連なる地元の桜まつりが開催されているよ!
大津谷川桜堤防 編


大津谷川桜堤防の地図
大津谷川桜堤防の見所

自然な感じの桜並木に・・・
道悦地区の高島橋から約2km先の東町の源助橋まで桜並木が続く。水害対策などで、ガチガチにコンクリートで固められた堤防なら、わざわざ訪れることもなかっただろう。ごくごく普通の桜並木なのだが、その自然な姿がどこか懐かしく思え、子供の頃の故郷の桜並木を重ね合わせていた。

毎年お花見の時期に合わせ、ささやかながら地元の桜まつりも開催されており、赤提灯が場を盛り上げている。

同じ桜でも、品種や天候・光の当たり方で微妙に色が異なり、それに連れ趣も異なってくる。

いつも見慣れた光景が、一年に一度だけ姿を変えるところに、四季を感じ、日本人の心の琴線に触れるものがある。

大津谷川の両岸に桜並木があるが、歩くなら道悦側。対岸の高島町側は、ゴザを広げたり、河原に降りての水遊びが似合う。

ソメイヨシノ中心の、ごくごく普通の桜の木が植わる桜並木。個の花としては、特別美しいものではないから、桜並木は面白い。

桜並木の力は凄いと思う。毎日当たり前のように足早に通り過ぎる人たちの足が止まり、思いにふける光景となるから不思議なものだ。

桜トンネルと言えば、同じ島田市の「了玄の桜トンネル」が有名だが、ここの桜トンネルは、道が狭く凝縮された感が逆に良い。

何気ない川面の光景が、桜の木による額縁効果で何倍も趣のある景色へと変貌する。