大瀬崎のビャクシンとは?
静岡県沼津市の西浦地区にある、ダイビングスポットとして知られる、駿河湾に約1km突き出た「大瀬崎(おせざき)」の半島先端部に、約130本群生しているヒノキ科の樹木。大瀨明神として崇められる、伊豆にしかいない神様である海の守護神 引手力命(ひきてちからのみこと)を祀る「大瀬神社」の神域にあり、目通り7mで推定樹齢1500年以上の御神木である「夫婦ビャクシン」をはじめ、樹齢1000年以上の老木が集まって生えている。日本最北端のビャクシンの群生地で、国の天然記念物にも指定されている。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月お祭り | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称大瀬崎のビャクシン
ふりがなおせざきのびゃくしん
ローマ字Juniper of Cape Ose
地 区西浦/沼津市(Nishiura/Numazu City)
住 所沼津市西浦江梨
お問合せ055-934-4747(沼津市 観光交流課)
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するナビ沼津市の観光スポット
大瀬崎のビャクシンのPR
大瀬崎のビャクシンの評価


1御神木の夫婦ビャクシンを見逃すな!
大瀨神社の分霊を祀る木で、目通り7mで推定樹齢1500年以上だぞ!
2日本最北端のビャクシン樹林!
日本最北端のビャクシン樹林であるとともに、これだけ密集しているのはココだけ!
3神域であることを忘れずに!
樹林が神域にあることを心得よう。引手力命は伊豆にしかいない特別な神様なんだよ!
大瀬崎のビャクシン 編


大瀬崎のビャクシンの地図
大瀬崎のビャクシンの見所

大瀬崎
静岡に住みだしてからも、ずっと「おおせ」と誤読していたことを思い出すが、駿河湾に約1km突き出た半島の「大瀬崎(おせざき)」は、684年の大地震で隆起し誕生した「琵琶島」が陸続きとなったものと考えられている。ダイビングスポットとして有名で、手前の大瀨海水浴場前には、マリンショップが建並んでいる。

日本最北端のビャクシン樹林
目通り1m以上の木や、樹齢1000年以上の老木が多い大瀬崎のビャクシン樹林は、現在130本ほどまで数が減っているが、それでも他に例の無い規模で、日本最北端の群生地となっている。当然のことながら国の天然記念物に指定されており、とても貴重であり、かなり珍しいものだ。

種子が発芽するのに2年はかかるビャクシンは、日当たりの悪い樹林の中では新芽が育ちにくいため、沼津市では補植を行っている。


伊豆日記や豆州志稿にも登場
大瀬崎のビャクシンは、富秋園海若子(別名:三河口多沖)が1810年の秋に、約1ヶ月間伊豆を旅した時の紀行文である「伊豆日記」や、1800年に編纂された、秋山文蔵(富南)の伊豆を代表する地誌である「豆州志稿」などの古文書にも登場しており、すでに密集して樹林を形成していたことが伺える。

遠目に見てもその特徴的な枝振りが印象的だが、近づくと「ジャックと豆の木」のような、天へと向かうその生命力が半端なくスゴく感じられる。

すべて御神木だが、狭義に御神木となっている、目通り7mで推定樹齢1500年以上とされる巨大な夫婦ビャクシン。根元に分霊を祀る祠がある。