曽我兄弟の霊地とは?
静岡県富士宮市にある「曽我八幡宮」の東方約250m、通りより130m程上った高台にある、「元禄赤穂事件」や「鍵屋の辻の決闘」とともに日本三大仇討ちに数えられる「曽我兄弟の仇討ち」の主人公、曾我祐成(そが すけなり)と曾我時致(そが ときむね)を弔うべく、2基の五輪塔が建てられた霊地。この場所は1193年の仇討ちの際に、父の無念を晴らした後、兄である祐成が仁田忠常に討たれた場所とされる。現在の五輪塔は、江戸時代に建てられていたものを復元したもの。
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名 称曽我兄弟の霊地
ふりがなそがきょうだいのれいち
ローマ字Soga brothers' Hallowed ground
地 区富士宮市(Fujinomiya City)
住 所富士宮市上井出
お問合せ0544-27-5240(富士宮市観光協会)
するナビ富士宮市の観光スポット
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曽我兄弟の霊地の評価


1曽我兄弟の墓はいくつかあるよ!
小田原にある「城前寺」をはじめ、全国に十数ヶ所あるとされるよ!
2曽我兄弟の仇討ちについて学んでおこう!
事前に登場人物やその因果関係を理解しておくと、よりこの霊地のことがわかるよ!
3霊地の雰囲気を感じよう!
一気に空気が変わる、真っ直ぐに伸びる杉の木立が印象的な所だよ!
曽我兄弟の霊地 編


曽我兄弟の霊地の地図
曽我兄弟の霊地の見所

通りに建つ案内碑。今ではGPSやネット地図のおかげで、スマホ片手にたどり着けるが、昔はコレが無ければわからない場所だった。

通りを折れ、真っ直ぐに伸びる道を130m程上った高台に、曽我兄弟の霊を祀る供養塔が2基建っており、そこが霊地となる。

林に入ると一気に空気が変わる。木々の間を真っ直ぐに伸びる30段程の石段を見た時、ふと秀吉の墓である京都の「豊国廟」を思い出した。

霊地に相応しいというと語弊があるが、ひたすら天を目指し真っ直ぐに伸びる木々の感じが、仇討ちを果たした曽我兄弟らしくも思えた。

曽我兄弟の仇討ち
「曽我兄弟の仇討ち」は、1193年に源頼朝が行った富士の巻狩りの際に、父 河津祐泰(かわづ すけやす)の仇である工藤祐経(くどう すけつね)を討った事件。兄の祐成はその場で仁田忠常に討たれ、弟の時致は頼朝の館に押し入ったところを、女装した五郎丸に捕らえられ、後日斬首となった。

日本三大仇討ち
この「曽我兄弟の仇討ち」は、赤穂浪士が本所吉良邸に討ち入った、忠臣蔵で知られる「元禄赤穂事件」と、伊賀越えの仇討ちとも言われる、荒木又右衛門の助太刀が有名な「鍵屋の辻の決闘」とともに日本三大仇討ちとされ、「曽我物語」の題材にもなっており、江戸時代に歌舞伎化され現代へと伝わっている。