洞雲寺とは?
静岡県藤枝市にある「駿河三十三観音霊場」の第5番札所で、山号を「龍池山」と称する、「藤八柿」の逸話や「藤枝七福神」として知られる曹洞宗寺院。奈良時代の728年に、青峰白眼により開山。その後長らく荒廃するも、室町時代の1510年4月21日に、林叟院を開山した賢仲繁哲の2番弟子の在天祖竜により改宗・再興。時の権力者である秀吉・家康の庇護のもと中興を成す。江戸時代には、朝鮮通信使の宿所になるなど、藤枝宿の名刹として知られたが、1785年に類焼にて伽藍が全焼。1811年5月に19世 右逢原左が諸堂を再建するも、1898年8月23日に再び焼失。現在の本堂は、1916年に28世 道順達元が再建したもの。
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名 称洞雲寺
ふりがなとううんじ
ローマ字Toun-ji Temple
地 区藤枝市(Fujieda City)
住 所藤枝市藤枝5-2-28
お問合せ054-641-1011
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洞雲寺の評価


1ダブル観音霊場だよ!
駿河三十三観音霊場の第5番、梅花観音霊場の第89番札所。霊場本尊は異なるので注意!
2藤枝七福神の1つだよ!
長寿の神様で、延命長寿・家業繁栄の御利益がある寿老尊天の像が建っているよ!
3藤八柿の舞台がココ!
関ヶ原の戦いを前に吉兆となった、家康ゆかりの藤八柿の話の舞台がこの寺だよ!
洞雲寺 編


洞雲寺の地図
洞雲寺の見所

開山後800年近く荒廃し、室町時代に在天祖竜により再興され、秀吉・家康の庇護のもと中興。現在も中興開基として秀吉の位牌を安置している。

関ヶ原へ向かう途上、寺で休んだ家康は、献上された柿の名を橋本藤八に尋ね、美濃の大柿との答えより早くも美濃の大垣が手に入ったと喜んだとか。

関ヶ原で勝利した家康に望みを聞かれた良山秀洞が賜った、1600年9月19日付の竹木伐採禁制の朱印状が残る他、秀忠ゆかりの紋入り霊具膳もある。

正面に御本尊である釈迦牟尼如来像があり、その手前に駿河三十三観音霊場本尊である聖観世音菩薩像がある。御真言は「おん あろりきゃ そわか」。

梅花観音霊場の第89番札所となっており、本堂に入ると右手奥に、黄金に輝く洞慶院ゆかりの梅花観世音菩薩立像が安置されている。

19世 右逢原左が諸堂再建の2ヶ月前に霊夢を見て、そのお告げにより安全祈願のために、豊川稲荷・弁財天・金比羅宮の3体を合祀し建立したという。

江戸時代に清心という念仏の行者が、朝に清水寺の観世音菩薩を、夕に宇都谷山上の地蔵尊を千日に渡りお参りした際に受けた浄財で建立した尊像だ。

本堂横に気になる像があり、遠目に二宮尊徳像かな?と思って近づくと、㐂寿記念像と・・・。プレートに詳しく書かれている。

境内には、藤枝七福神の1つで、なんともよい笑顔をした、長寿の神様である寿老人の像がある。御真言は「おん ばざら ゆせい そわか」。

境内の一角に、一方で子を抱き、一方で子の手をとる、慈悲深い水子地蔵尊が建つ。御真言は「おん かかかび さんまえい そわか」。