島田髷まつりとは?
静岡県島田市で、毎年9月の第3日曜日に開催される、揃いの浴衣に型の異なる島田髷を結いあげた約70名の娘たちが、手踊りをしながら市内を巡るお祭り。もともと島田出身で、神前結婚式などで見られる高島田のルーツとなる島田髷を考案したとされる、駿河三大美人の一人で "大磯の虎" "虎女" として知られる虎御前(とらごぜん)の感謝祭を、1933年9月17日執り行ったのが祭りの始まり。島田市役所や駅前広場などで奉納踊りを披露する「島田髷道中」が行われたのち、最後に虎御前の菩提寺である「鵜田寺」にて奉納踊りや髷供養感謝祭などが執り行われ、向かいの虎御前の墓とされる「髪の塚」へお参りする。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月祭り | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称島田髷まつり
ふりがなしまだまげまつり
ローマ字Shimada Mage Festival
地 区島田市(Shimada City)
住 所島田市 市街地
お問合せ0547-46-2844(島田市観光協会)
するナビ島田市の観光スポット
島田髷まつりのPR
島田髷まつりの評価


1奥ゆかしく、実に日本らしい踊りだよ!
外国人にも大人気の奥ゆかしい踊りで、髷祭りに魅せられた外国人参加者もいるよ!
2背中のうちわに注目!
背中の帯に差されたうちわに、それぞれの島田髷の髪型が書かれているよ!
3島田市立総合医療センター前がおすすめ!
イチオシは島田市立総合医療センター前での手踊り見物で、すぐに鵜田寺へも移動できるよ!
島田髷まつり 編


島田髷まつりの地図
島田髷まつりの見所

島田髷
島田髷と言っても、その髪型は多岐にわたり、奴島田・乙女島田・つぶし島田・結綿・水車・割れしのぶ・ぼたんくずし・桃割れ・・・と、とにかくバリエーションに富んでいる。現在のキラリと個性が光る島田髷の数々を見たならば、きっと考案したとされる虎御前もビックリすることだろう!

正午前になると、島田髷を結った浴衣姿の娘たちが続々と集結し、いよいよ「島田髷まつり」の島田髷道中がスタートとなり、各所で奉納踊りが行われる。

以前は「島田大祭 帯まつり」で知られる大奴の銅像が建つ大井神社が、島田髷道中のルートとなっていたため、写真撮影におすすめの場所だったのだが…

浴衣はお揃いのシンプルな物だが、結い上げた髪型や髪飾り、色鮮やかな帯などに個性が光る。美しいだけでなく奥ゆかしさもあり、実に日本らしい!

手踊り奉納後は、さながら撮影会といった感じになることも。あちこちで記念撮影が行われ、番傘を持つ姿がまた絵になり美しい。

最も見やすく多くの人で賑わうのが島田市立総合医療センター(旧島田市民病院)前のロータリーで行われる手踊りだ。ここだけでも島田髷まつりを楽しむには充分だ!

島田市立総合医療センター前の魅力は、一人一人の踊りや表情がじっくりと見られ、一番身近に感じられることだ。何周かする間に、きっと魅了されるはずだ!

お薬師さんとして慕われている真言宗寺院。ここで奉納踊りと髷供養感謝祭が行われる。虎御前の墓とされる「髪の塚」は、通りの向かいにある。

境内の一角に、島田髷のミニかつらが並んでいる。島田市博物館にも、島田髷の展示があり、いろいろ説明があったが、こうして見ると実に奥が深い。

2列で輪になり、狭い境内いっぱいに奉納踊りが行われる。間近で見たい方は、早めに行って場所取りをしないと、なかなか見るのが大変だよ!

奴島田・乙女島田・水車・勝山・割れしのぶ・ぼたんくずし・桃割れ・・・など、背中の帯に差された団扇に、結い上げられた髪型が書かれている。

祭りの最後に本堂内にて、大護摩祈願祭・虎御前供養感謝祭・髷供養感謝祭が執り行われ、その後虎御前の墓とされる「髪の塚」にお参りする。

こうして後ろから様々な髪型を眺めていると、祭りの最後ながら、改めて島田髷の奥深さと、この髷祭りの素晴らしさを感じずにはいられない。