韓国庭園とは?
静岡県熱海市の全国的に知られる観光名所である「熱海梅園」内にある、熱海で開催された日韓首脳会談を記念して整備された庭園。広さはないものの、朝鮮王朝時代の伝統様式にこだわったメイドイン韓国の庭園で本格的。庭園の一角に、羽田から母国へ旅立ち、不運にもこの熱海の地で命を落とした、韓国初の女性飛行士である朴敬元の記念碑がある。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月梅 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月紅葉 | 12月紅葉 |
名 称韓国庭園
ふりがなかんこくていえん
ローマ字Korean Traditional Garden
地 区熱海市(Atami City)
住 所熱海市梅園町1169-1
お問合せ0557-85-2222(熱海市観光協会)
するナビ熱海市の観光スポット
総 評
遠目で眺めているだけでは、全くその良さが理解できない場所であり、一番のポイントはメイド・イン・韓国によるその造りの独創性だ。細かく見れば見るほど、その違いが理解でき興味が湧いてくるスポットだが、建築に興味がある方を除けば、それだけで集客できる程の魅力は無い。やはり熱海梅園を訪れたついでに・・・というのが、自然な流れである。
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韓国庭園の評価


1メイド・イン・韓国のこだわりを見よ!
資材も技術者も韓国から総動員され造られた、狭いながら見所が凝縮された庭園なんだよ!
2最初に案内板の説明を読もう!
説明書きを読んでから見ていくと、細かい点にも目が行き楽しめるよ!
3朴敬元飛行士記念碑にも注目!
スルーせずに、庭園の一角にある韓国初の女性飛行士である朴敬元の記念碑も見よう!
韓国庭園 編


韓国庭園の地図
韓国庭園の見所

案内板をよく読もう!
お世辞にも広いとは言えない庭園だが、上の案内板を詳しく読んでいくうちに興味がわき、それから細かい点に目が行くようになり面白いと思った。コンパクトながら、実に韓国の思想や習慣・様式などがうまく表現されており、生活様式を知ると、その建築様式の特徴がよく理解できる。

初めて訪れた際には、こんな感じでパッと眺めてスルーしてしまった。細かく見ないと良さがわからない所だ!

朝鮮時代中期の様式を採り入れた、立派な四柱門。施された装飾には、いろいろと意味があるので、説明書きをちゃんと読もう!

堂「緑の家」
説明書きによると、貴族階級の人が、詩歌に興じ瞑想にふける隠遁生活をおくるための住処とした場所とのこと。外部空間と一体となった、壁のないマルと言われる開放的な空間が特徴的で、日本でいう舞殿や能舞台のように思えたが、人に見せるための舞台ではない点が大きく異なる。

日本にも高知の沿岸部など、似たような瓦を使った塀はあるが、やはり韓国製の屋根瓦は特徴的で、だいぶ印象が異なる。

同じ梅の光景ながら、背景の趣の違いからか、他の梅園内に咲く梅とは、どことなく雰囲気が異なって見える。

朴敬元飛行士記念碑のある一角は、あへて別区画となっている。なかなかここへ足を踏み入れる人は少ないが、一歩足を進めてみよう。

羽田から母国韓国への飛行中に、儚くもこの熱海の地で命を落とした、韓国初の女性飛行士である朴敬元飛行士の記念碑。