永明寺とは?
静岡県富士市にある、山号を「大富山(だいふざん)」と称する曹洞宗寺院。御本尊は聖観世音菩薩で、「水の寺」として知られ、約45400㎡という広大な境内には、東海屈指の回遊式庭園「冨士乱水の庭」がある。756年に真言宗寺院「大富山 金輪院」として行基が開創。1472年に曹洞宗に改宗・改名。1504年に今川氏家臣で丸子城主 斎藤安元が、高台下の現地へ七堂伽藍を建立、行之正順(ぎょうししょうじゅん)を迎え再興。今川・武田・豊臣・徳川の各氏の庇護のもと隆盛を極め、最盛時には末寺も64を数え、曹洞宗大本山総持寺の輪番寺にもなった格式高きお寺。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月ツツジ | 6月サツキ | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称永明寺
ふりがなようめいじ
ローマ字Yomei-ji Temple
地 区富士市(Fuji City)
住 所富士市原田1167
お問合せ0545-52-1899
するナビ富士市の観光スポット
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永明寺の評価


1七福神巡りを楽しもう!
どこに何があるのか、どこへ向かうのかわからない、回遊式の庭の散策はワクワクするよ!
2石像の造りや表情に注目!
七福神や薬師如来、延命地蔵尊などの石仏に注目!特に羅漢像のその表情が素晴らしい!
3格式高きお寺の雰囲気を楽しもう!
手入れも行き届き、名園も素晴らしく、とにかくすべてが整い美しいスゴいお寺だよ!
永明寺 編


永明寺の地図
永明寺の見所

不思議な伝説が残る訳ありの三門。なんでも葬儀に際して、この門を棺が通ると中の亡骸が消え、寺の外に出ると再び現れるという・・・

真言宗寺院の「大富山 金輪院」に始まり、1472年に曹洞宗となり、一時は「富金山 永明寺」と名乗るも「大富山 永明寺」となり今に到る。

曹洞宗大本山総持寺の輪番寺だったお寺
東京ドームとほぼ同じ約45400㎡という広大な境内を持ち、「水の寺」として知られ、名園「冨士乱水の庭」がある永明寺。今川・武田・豊臣・徳川の各氏の庇護のもと隆盛を極め、最盛時には「福聚院」や「玉泉寺」など末寺も64を数え、曹洞宗大本山である総持寺の輪番寺にもなった格式高きお寺だ。

度重なる被災にて、現在の本堂は大正末期の1924年の再建となっている。左右に、立派な仁王像が建っている。屋根の鴟尾や置物にも注目!

この階段の先に、「永明寺ワールド」とでも言うべき素晴らしい世界が広がっている。まずは石段上で恵比寿さまがお出迎え!

七福神巡り
上段左から、毘沙門天・福禄寿・寿老人・大黒天、下段左から、恵比寿さま・弁財天・布袋さまとなる。覚えが悪いわたしは、未だにあやふやになる時があるが、だから御利益がないのだろう…。どこに建っているかは、永明寺を訪れ回遊式庭園「冨士乱水の庭」を散策しながらのお楽しみだ!

冨士乱水の庭
とにかく手入れが行き届いており美しい。最初は何も知らずに訪れただけに、門前で抱いていたお寺のイメージとは全く異なる世界が広がっていることに感動しきりだった。まるでアミューズメントパークを訪れた時のように、次に何があるのかワクワクしたのを覚えている。ツツジやサツキが咲く時期がおすすめだ!

立入禁止で眺めるだけのお寺が多い中、この格式の寺としては珍しく散策路が設けられており、庭に分け入りあらゆる角度から楽しめる。

お庭を下ろうとすると、真っ直ぐに伸びた散策路の先に富士の市街地が。よく考えられた動線であり、眺めるだけでない造園の素晴らしさに感動!

四国八十八箇所の第66番札所である、中国の五百羅漢院の像を模した「雲辺寺」の五百羅漢を思い出した。それほど素晴らしいタッチだ!

日光東照宮の神厩舎でお馴染みの三猿。末寺の「福聚院」は猿では無い見ざる聞かざる言わざるだったが、こちらはちゃんと猿だ!

真っ赤な鳥居に「原田稲荷大神」の扁額が掲げられた、江戸時代の1852年に勧請された原田稲荷堂。神仏習合の名残か・・・

「菊理媛神(くくりひめのかみ)」こと、加賀の白山頂上に祀られている女神「白山比咩神(しらやまひめのかみ)」を祀る社かと・・・