毘沙門堂とは?
静岡県伊豆の国市韮山にある、50年に一度本開帳される、慈覚大師作の秘仏の毘沙門像を安置する「授福閣」とも言われるお堂。元々伊豆に流されていた文覚上人が草庵を結んでいた場所で、源頼朝の命により改修された「瑞龍山授福寺」のお堂だったが、廃寺となり現在は「国清寺」が管理している。「仁王門」にある鎌倉初期の慶派作の金剛力士像は、静岡県の重要文化財で、寺伝では1186年に頼朝により寄進されたもので、運慶・湛慶の作とも伝わる。かつて本堂があった辺りには、文覚上人が護摩を焚いたとされる「奈古谷七つ石」のひとつ「護摩石」があり、アクセス途中にも「蛇石」や「夫婦石」などがある。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月新緑 | 6月新緑 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月紅葉 | 12月 |
名 称毘沙門堂
ふりがなびしゃもんどう
ローマ字Bishamondo Temple
地 区韮山/伊豆の国市(Nirayama/Izunokuni City)
住 所伊豆の国市奈古谷
お問合せ055-948-0304(伊豆の国市観光協会)
するナビ伊豆の国市の観光スポット
毘沙門堂のPR
毘沙門堂の評価


1新緑と紅葉シーズンの朝がおすすめ!
京の古刹のような趣の、苔むした仁王門への石段と授福閣の静けさ漂う境内を楽しもう!
2仁王門の金剛力士像に注目!
1186年に源頼朝が寄進した鎌倉初期の慶派作の像で、寺伝では運慶・湛慶作とも・・・
3奈古谷七つ石を巡ろう!
蛇石や護摩石など、毘沙門堂周辺にある奈古谷七つ石を探してみよう!
毘沙門堂 編


毘沙門堂の地図
毘沙門堂の見所

通りをクルマで走っていても、左手に目立つ黄色の看板と案内板、そして鳥居が見えるので、見逃すことはまず無いだろう。

なんとも絵になるアプローチだ。思わずシャッターを切りたくなる。苔むした石段といい仁王門との距離といい、なんとも良い感じだ。

石段下から遠目に眺めた際には、ここに仁王像があることはよくわからなかったが、訪れる者に何かを語りかけてくる門構えだ!

鎌倉初期の慶派の作風だということは確かなようだが、寺伝のように運慶・湛慶作かどうかは謎だ。静岡県の重要文化財に指定されている。

仁王門から本堂跡を抜け道を横断した先に、授福閣の入口である鳥居が建っている。仁王門の入口もそうだが神仏習合の名残か?

こんな所なのに、柄杓や手ぬぐいまで用意されており驚いた。石段を上る前に、身も心もちゃんと清めておこう!

仁王門もそうだが普通に上れる石段で、先も見えているので、特に体力に自信が無い人でも、問題なく上れることだろう。

知名度が低く、観光客が押し寄せるような場所じゃ無いからこそ苔が美しいわけで、こうして広くご紹介することに、少々複雑な思いも・・・

毘沙門堂 授福閣
堂内には50年に一度本開帳となる、慈覚大師作の秘仏の毘沙門像が安置されているという。いかんせん50年に一度ということで、お目にかかったことが無いのでなんとも言えぬが、次回の御開帳は東京オリンピックよりもまだまだ先とのこと。入口の鳥居横には、前回のご開帳を記した「大開帳記念碑」が建てられている。

お堂の前には、カタチの異なる石燈籠がいくつも建てられており、これが苔に映えとても印象的だ。これにより美しさが増している感じだ。

この辺りはかつて本堂があった所で、この石は「奈古谷七つ石」のひとつで、文覚上人が護摩を焚いたとされる石だ。階段があり上から覗ける。