石丁場跡とは?
静岡県熱海市網代の「網代朝日山公園」内にある、1606年から1636年にかけて行われた江戸城の大規模改修工事にあたり、伊豆より切り出され海路にて江戸に搬送された築城石の石切り場の跡。東伊豆エリアには、いくつかの石丁場があったが、この網代の石丁場は、熊本藩主 加藤忠広や、小倉藩主 細川忠興、大村藩主 大村純信などの大名が担当したとされる。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称石丁場跡
ふりがないしちょうばあと
ローマ字Ruins of Ishichoba
地 区網代(Ajiro)
住 所熱海市網代530-1
お問合せ0557-68-0136(網代温泉観光協会)
するナビ熱海市の観光スポット
総 評
矢穴や刻印がハッキリ確認できる点や、当時の石切りの様子が想像出来る点は評価できる。江戸城へ運ばれることのなかった築城石は他でも見られることもあり、【独創性・希少性】は3止まりとしたが、それでも直接目で見て触って確認できる場は貴重であり、一般観光資源として初めての方は訪れて損はないスポットだ。通年見ることができ、特におすすめの時期というものはない。
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石丁場跡の評価


1大名の刻印を探してみよう!
よ~く石を眺めてみると、ノミで刻まれた担当した大名の「刻印」が見られるよ!
2矢穴の跡に注目!
石を割り切り出すための「矢穴」が、くっきりと残されているよ!
3江戸に巨石を運ぶための苦労を知ろう!
巨石に矢穴をあけるだけでどれだけ大変だったか、当時の状況を想像してみよう!
石丁場跡 編


石丁場跡の地図
石丁場跡の見所

残された築城石
東伊豆エリアには、あちこちでこうした矢穴が残る築城石が見られる。デカすぎて運び出せなかったもの、形が悪かったもの、割れなかったもの、置き去りにされたものなど、その理由は様々だ。

石を切り出す際に、線上に空けられた矢穴。鉄の矢でこの穴を空けるだけでもかなりの重労働。江戸への築城石の運搬がいかに大変か!

風雨にさらされ年々薄れていくが、それでもよくよく石を眺めれば、読めずともノミで刻まれた担当大名の刻印が見える。