大渕片倉古墳とは?
静岡県富士市の「富士総合運動公園」内にある、7世紀中頃~末にかけての古墳時代末期の古墳群。ここより南方で集落を形成していた一族のものとされ、三基の古墳が残されている。静岡県内では、富士から沼津にかけてのエリアに集中して見られる、横穴式石室風ながら入口が前方上部にあるという、「半竪穴状石室」とか「半竪穴式室」「竪穴的石室」と呼ばれる部類に属する特異な構造の石室があるのが特徴。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称大渕片倉古墳
ふりがなおおぶちかたくらこふん
ローマ字Obuchi Katakura Tumulus
地 区富士市(Fuji City)
住 所富士市大渕
お問合せ0545-55-2777(富士市 観光課)
するナビ富士市の観光スポット
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大渕片倉古墳の評価


1竪穴式でも横穴式でもない石室に注目!
大渕片倉第1号墳の「半竪穴式石室」と呼ばれる特異な石室の構造を理解しよう!
2全国的にも珍しい石室なんだよ!
富士山麓エリアに集中するこの特異な石室は、全国的にも非常に珍しいものなんだよ!
3最初に位置の確認を!
富士総合運動公園は広いので、はじめに古墳の位置を案内図で確認してから歩き出そう!
大渕片倉古墳 編


大渕片倉古墳の地図
大渕片倉古墳の見所

富士総合運動公園 案内図
公園内には、野球場から陸上競技場・体育館・温水プール・テニスコート・弓道場・相撲場などがあり、あらゆるスポーツが楽しめる。その一角に古墳があるわけだ。余談ながら、案内図にある銀色に光り輝く奇抜なデザインが印象的な静岡県富士水泳場は、県の施設で富士総合運動公園の施設ではない。

大渕片倉古墳群
大渕片倉古墳は、古墳群の中のごく一部にすぎず、この場所には現在三基しか残されていないが、もっと多くの古墳があったとされる。それにしても古墳と知るから古墳に見えるわけで、普通は気づかないだろう。石室などが露見しない限り、素人目にはどう見ても残土の山にしか見えないと思う。

最も大きい1号墳の石室の内寸は、全長4.5m、幅1.3m、高さ1.7mとなっており、この部分は長方形で、普通の横穴式石室と変わりはない。

第1号墳に比べると明らかに小さくいびつな第2号墳。こちらの方が、不自然といえば不自然な盛り上がり方だが…