箱根温泉郷とは？
東京からのアクセスが抜群に良く、魅力的な温泉旅館とレジャースポットに恵まれた箱根温泉郷。箱根温泉郷は、江戸時代から続く箱根湯本温泉・塔之沢温泉・宮ノ下温泉・箱根堂ヶ島温泉・底倉温泉・木賀温泉・芦之湯温泉からなる「箱根七湯」に、小涌谷温泉・強羅温泉・大平台温泉・宮城野温泉・二ノ平温泉・仙石原温泉・湯ノ花沢温泉・芦ノ湖温泉・蛸川温泉をプラスした「箱根十七湯」からなるとするのが一般的だ。
箱根の森の自然と駿河湾や相模灘の美味しい海の幸が味わえる箱根の温泉地は、古くから政財界の要人や文人墨客に愛され、今も昔も多くの観光客で賑わう。テレビや雑誌に登場する老舗旅館から星野リゾートやプリンス系の宿、おもてなしが自慢の宿、隠れ家的な旅館、料理自慢の湯宿など、その目的に合わせて自分好みの温泉宿が選べるのも箱根温泉郷の魅力の1つだ。
また芦ノ湖畔には、箱根神社や箱根九頭龍神社・箱根関所・箱根水族館などがあり、強羅や仙石原周辺には、箱根美術館やポーラ美術館・箱根ガラスの森美術館・星の王子さまミュージアム・彫刻の森美術館など、たくさんの美術館が点在している。
交通網も魅力的で、スイッチバックやあじさい電車で有名な箱根登山鉄道や、黒たまごで知られる大涌谷の上を行く箱根ロープウェイ、箱根園から箱根元宮へ向かう箱根駒ケ岳ロープウェイ、芦ノ湖を巡る箱根海賊船や芦ノ湖遊覧船などどの乗り物も魅力的で、子供から大人まで楽しめる。
温泉はというと、"天下の名湯"と言われ"美肌の湯"としても知られる芦之湯温泉の硫黄泉が素晴らしい。また"子宝の湯"として将軍家の献上湯となった木賀温泉、秀吉ゆかりの太閤石風呂が残る底倉温泉など、歴史ある温泉地も多い。
一方で大火や自然災害・交通網や宿の近代化という時代の流れの中で、宿泊施設が相次いで閉館に追い込まれた箱根堂ヶ島温泉や、幻の温泉地と化した木賀温泉など、かつての姿が嘘のように温泉地による栄枯盛衰も激しいエリアだ。
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