宝泰寺のジャカランダの見どころ

ジャカランダに相応しい、駿河三刹 宝泰寺！

臨済寺・清見寺 とともに "駿河三刹（するがさんさつ）" と言われる、臨済宗 妙心寺派の 宝泰寺。この駿河を代表する古刹の境内に、見事なまでの ジャカランダ の大木がある。

かつて東海一美しいと褒め称えられた宝泰寺の境内は、今も変わらずいつ訪れても手入れが行き届いており、禅寺らしい佇まいを見せ続けている。

このお庭、このお寺だからこそ、高貴で気品あふれるジャカランダの花がより美しく感じられるわけで、宝泰寺はまさにジャカランダに相応しい素晴らしいお寺と言えるわけだ。

樹齢50年近いジャカランダの大木！

宝泰寺のジャカランダは、聞けば1976年にブラジル原産のジャカランダの種子をスペインより持ち帰り、温室にて13年大事に育てられた後、境内に露地植えされたものだという。2023年で 樹齢48年 となる計算だ。

当時はまだ温暖化が進む前であり、静岡市は気候的には生育にギリギリのラインだったようで、旧清水市や富士市などではうまく育たなかった例を耳にしている。

国内では宮崎県にある1000本ものジャカランダの群生林からなる「ジャカランダの森」が有名だが、静岡県内では熱海市が1990年よりお宮緑地に「ジャカランダ遊歩道」の整備を続けており、現在では100本を超えるまでとなっている。

いずれにせよ宝泰寺のジャカランダは、静岡県内はもとよりこれだけの年月を経たジャカランダの大木は全国的にも珍しいわけで、希少な木であることに変わりはない。

世界三大花木とは？

ジャカランダは和名で「紫雲木（しうんぼく）」と言われ、フランボヤンの「鳳凰木（ほうおうぼく）」、スパトデアの「火焔木（かえんぼく）」とともに 世界三大花木 の1つに数えられている。

日本ではなかなか馴染みのない木ばかりだが、ポルトガルや南米では街路樹や並木として植えられていることも多く、特にポルトガルの人々にとっては、日本人の "桜" のような存在で、特別な花となっている。

花言葉は "名誉・栄光"

釣鐘状の花がファンファーレを連想させることから、花言葉は "名誉・栄光" となっており、ラッパ状の花を咲かせるノウゼンカズラと同じだ。

ジャカランダの花の印象とピッタリな感じで、個人的にもしっくりくるステキな花言葉だ。

静岡での最高の出遇いの1つ！

私がジャカランダと出遇ったのは、実はこの 宝泰寺 であり、それ以来この花の美しさに魅了され最も好きな花となっている。静岡に来てからの最高の出遇いの1つでもある。

宝泰寺のジャカランダは、5月下旬～6月中旬に見頃を迎え、一般的には 青紫色 の花…と表現されるのだが、太陽光が透けて 楝色（おうちいろ） に近い淡く透明感のある花が見られる時 が最高だ！

その何とも言えぬ透き通った花の美しさは、いつ見ても惚れ惚れするものであり、何度見ても飽きることなく、この "瞬間" は今も変わらず至福のひと時となっている。

散っても尚魅力あるジャカランダの花！

地上15mより散って庭に落ちても、尚気品ある花の姿を見せている所が、ジャカランダのジャカランダたる所以でもあり、散っても尚手のひらに乗せて観賞したくなるジャカランダのその尽きない魅力・その花の姿が、私がこの花に惹かれた本当の理由なのかもしれない。

高貴で美しい青紫色の花を咲かせるジャカランダをご覧あれ！

静岡県内ではまだまだ珍しい、高貴で美しい青紫色の花を咲かせる樹高15mの大木をご覧あれ！

世界三大花木のジャカランダ！

「紫雲木」と言われ、フランボヤンの「鳳凰木」、スパトデアの「火焔木」とともに世界三大花木とされているよ！

5月末～6月中旬に訪れよう！

その年の気候により開花時期が微妙にズレたり、花付きの良し悪しがあるので注意！
また宝泰寺のご厚意による公開なので、お寺にご迷惑の無いように！

宝泰寺のジャカランダの見どころ

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