下田公園とは?
静岡県下田市の港町を一望できる標高69mの小高い丘に広がる、東京ドーム5個半という約264,000㎡の広大な敷地に四季折々の花が咲く自然公園。
かつて後北条氏の伊豆水軍の拠点だった「下田城(鵜嶋城)」があったことから「城山公園」とも呼ばれ、園内に櫓台や堀障子・堀切などが残る。
静岡県屈指の紫陽花の名所として知られており、園内には100種類以上15万株の紫陽花が見事な花を咲かせ、毎年6月1日~30日には「あじさい祭」が開催される。
また園内には「椿園」を中心に161種類5000本のツバキが植えられており、例年12月~2月にかけて次々と様々な品種の花が咲く他、3月~4月にかけては、ソメイヨシノを中心に大島桜や山桜・里桜・彼岸桜・緋寒桜など約480本の桜が花を咲かせる。
毎年5月中旬に開催される、下田の一大イベントである「黒船祭」では、「開国記念碑」がある「開国広場」にて記念式典が盛大に執り行われる。
この他、日本の写真術の開祖と称される「下岡蓮杖翁之碑」や「下岡蓮杖翁の像」、1979年6月27日に下田を来訪した第39代米国大統領の「カーター記念碑」がある他、広い園内の三方には「お茶ヶ崎展望台」「志太ヶ浦展望台」「馬場ヶ崎展望台」の3つの展望台がある。
下田公園の見所
黒船祭 記念式典
毎年5月中旬に、米海軍第7艦隊協力のもと開催される下田の一大イベントである黒船祭の会場の1つで、園内にある開国記念碑が建つ開国広場にて、盛大に記念式典が執り行われる。
あじさい祭
毎年6月1日~30日まで、あじさい祭が開催される下田公園。100種類以上15万株300万輪と言われる色とりどりの紫陽花の花が、園内に咲き乱れる。
下岡蓮杖翁之碑と像
日本の写真術の開祖と称される桜田久之助こと下岡蓮杖。幕末期に、下田の米国総領事館で通訳をしていたタウンゼント・ハリスや、横浜で出会った米国写真家ジョン・ウィルソンから、苦労を重ね写真技術を取得したという。
カーター記念碑
東京サミットを前に、1979年6月27日にジミー・カーター第39代米国大統領一家が下田を来訪した際の記念碑。日本初の米国総領事館が置かれ、ペリー艦隊将兵墓地がある玉泉寺を訪れた他、市内パレードも行われた。
訪れるなら黒船祭やあじさい祭の時期がおすすめ!
あじさい祭や黒船祭の会場として有名だけど、下田城址や開国記念碑・下岡蓮杖翁之碑・カーター記念碑の他、お茶ヶ崎・志太ヶ浦・馬場ヶ崎の3つの展望台など見所が多いよ!
花の季節によりアプローチを変えよう!
冬は椿園のある下田海中水族館側から、6月のあじさい祭なら臨時バス停のあじさい公園側からアクセスしよう!
事前に何を見るのか計画を立ててから歩き始めよう!
園内はかなり広いので、事前に季節の花や見所とその場所を園内マップで確認しておこう!
下田公園 編