焼津神社大祭 荒祭とは?
静岡県焼津市の中心市街地が祭り一色となる、毎年8月12日~13日に開催される「焼津神社」の大祭で、「東海一の荒祭」として知られる勇壮なお祭り。
12日に「御沓脱祭」「御神楽祭」などが、13日には「例祭」「御遷座祭」に続き、大廻しと言われる漁師町ならではロープワークにより、麻の縄でしっかり締めあげられ固定された神輿が、神役により清められた道を進んで行く「神輿渡御」が行われる。
「アンエットン!」という独特のかけ声とともに、朝から夜遅くまで市内4ヶ所の御旅所を巡りながら行われる神輿渡御は、数千人と言われる白装束の集団が神輿とともに大移動して行われ、その光景はまさに圧巻!
また祭り内では御旅所などで、舞姫たちにより「青垣の舞」「浦安の舞」「乙女の舞」の3つの舞も奉納される。
ちなみに荒祭という名の如く、荒々しくて威勢の良い祭りではあるが、荒祭の"荒"は、元々はまっさらな白装束で身も心も清らかにし、無垢な心で神様と向き合うという意味だとされている。