さがら草競馬大会とは?
静岡県牧之原市にある、海水浴場として知られるさがらサンビーチにて、毎年4月下旬に開催される、日本で唯一の砂浜周回コースによる草競馬大会。
1975年より始められ、2011年の東日本大震災の年を除き毎年続けられている、40年以上の歴史を誇る草競馬大会で、元々馬のリハビリに海水浴が良いということで、相良の海岸に集まっていた馬を走らせたのがその始まり。
県内外からサラブレッドやポニーなど約40頭の馬が集まり、砂浜に造られた1周約700mの特設馬場にて、クラス別に午前中に予選レース、午後に決勝レースが行われる。
馬が跳ね上げる砂を浴びながら、間近で迫力のレースを観戦出来るのがこの草競馬の最大の魅力で、富士山をバックに砂浜を疾走する馬の光景を観ようと、県内外から多くの見物客が集まる。
またレース以外にも、キャラクターの帽子を被り徒競走を行う「人間草競馬」や「宝さがし」、地元の地場産品が並ぶ「田沼の市」「ポニー乗馬体験」「ヘリコプター遊覧飛行」なども行われる。
さがら草競馬大会の見所
さがら草競馬大会
さがらサンビーチの砂浜での競走馬のレースという珍しさから、県内外から多くの見物客が押し寄せるが、その魅力にハマったリピーターが多いのも、さがら草競馬大会の特徴だ。
日本で唯一の砂浜で競う草競馬大会
日本で唯一の砂浜に設けられた周回コースで競う草競馬大会だ。4月だが、ヨットが浮かぶ海に青い空、白く輝く砂浜に富士山と、これだけで気分は盛り上がる!
露店が軒を連ねる会場
地場産品が並ぶ田沼の市や多くの露店が軒を連ねる会場。この他、宝さがしやポニーの体験乗馬などたくさんの楽しみがあり、もちろん海岸でも遊べるので、子供たちも飽きることはない。
富士山をバックに疾走!
富士山をバックに、スタート直後の横並びで1コーナーにみるみる迫ってくる競走馬の迫力は、否応なしに見る者を興奮させる。時にはそのまま突っ込んでくる馬もあるので、一応注意!
大迫力の決勝レース
草競馬と言えども、決勝レースともなると走りの次元が異なり、操る騎手も真剣そのもので、本格的な戦いが繰り広げられる。砂を蹴る足音も舞い上がる砂の量も半端なく、容赦なく客席まで飛んでくる。
真剣そのものの決勝レース
真剣なのは騎手だけじゃない。コーナーを駆け抜けるその走りは、腹が地面に着くのでは…と思う程の蹴りと伸びと角度で、予選とは全く異なる光景だ。いろんな馬の走りが観られるのも、さがら草競馬大会の魅力の一つだ。
この距離感と目線の低さが最大の魅力!
文字通りの砂被りでの距離感でレースが観られ、尚且つ下から馬を見上げて観戦できる目線の低さが、さがら草競馬大会の最大の魅力だ。この迫力は、普通の競馬場では絶対に味わえない!
カメラ目線でコースオフ!
せっかくトップを快走していても、勢い余ってそのままカメラ目線でコースを逸脱して真っ直ぐ突っ込んできたりするのが、草競馬のオモシロさだ。この後しばらく撮影会に…。
富士山目掛けて一直線
コーナーを抜けると、富士山目掛けて一直線だ。海岸沿いのバックストレートを走り抜ける時の騎手は、最高に気持ち良いだろう。トップを疾走していれば尚更だ!
予想外の動きを見せるじゃじゃ馬も!
時にはコーナーでいきなり180度反転して、騎手を振り落とすじゃじゃ馬も! 何が起こるか全くわからないのが草競馬。この後、馬場の外まで悠々と走って行ったが、係員が無事確保!
空から草競馬を楽しむ
相良漁港のシーサイドパークの海側に設けられた臨時ペリポートから飛び立てば、空から草競馬を楽しむことができる。ヘリコプターによる遊覧飛行は、予約なしでOKだ!
勝者の笑顔
草競馬と言えども、誰もが一番を目指して走っている訳で、勝てばそれだけで嬉しいもの!初めて走る者、前年のリベンジに燃える者など様々だが、勝者の笑顔は皆格別で、こちらにも嬉しさが伝わってくる!
競走馬がズラリ!
草競馬の主役を担う、全国から集結した馬たち。出番を待つ馬、惜しくも敗退してしまった馬が、ズラリと並ぶ。その向こうでは、水遊びを楽しむ子供たちの姿が…。
砂浜の馬場
数々の名レースや迷レースを繰り広げた砂浜の馬場には、馬たちの足跡である無数の穴が残されている。日本で唯一の砂浜周回コースによる草競馬だけに、ずっと続けられることを願う次第だ!
おすすめは1コーナー出口の砂浜!
スタンドよりも向かってくる迫力が楽しめ、富士山をバックに絵になる写真も撮れるよ!
馬が走らなくても、笑いが起きて楽しいのが草競馬!
逆走したり動かなかったり、時には客席に来たりで、これが草競馬名物で楽しいよ!
レース以外のイベントも楽しもう!
ポニーと触れ合ったり、人間草競馬や宝さがし、田沼の市、遊覧飛行なども楽しもう!
さがら草競馬大会 編