大鐘家 あじさい祭とは?
静岡県牧之原市片浜にある、1597年に相良に移り住んだ、かつて柴田勝家や勝豊に使えた名門家である「大鐘家」の庄屋屋敷を舞台に、例年5月末~7月上旬にかけて開催される花祭り。
約1万坪もの広大な敷地に、見晴らし台がある裏山の「あじさい遊歩道」と、門前の「あじさい庭園」の2ヶ所に分かれて、紫陽花が色とりどりの花を咲かせ、ぐるっと一周しながら約35種12,000株のヒメアジサイやガクアジサイ、アナベルなどの西洋アジサイの観賞が楽しめる。
また、約3000本の花菖蒲や北アメリカ原産のポンテデリアなども見られ、訪れる者を楽しませてくれる。
大鐘家 あじさい祭の見所
大鐘家
長屋門が印象的な国の重要文化財となっている庄屋屋敷だ。もともと賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ自刃した、戦国武将の柴田勝家の家臣だった大鐘藤八郎貞綱が、1597年に福井よりこの地に移り住んだのが、その始まりという。
大鐘家 案内図
紫陽花だけ見て帰るのはもったいない!最初に長屋門や母屋などを見て、その足であじさい遊歩道を散策し、最後にあじさい庭園を巡るルートがおすすめだ。訪れる度にコロコロ案内図の名称が変わるのが困りものだが…。
あじさい遊歩道
数年前まで「あじさい山道」、その前は「あじさい庭園」と言っていた、裏山にある「あじさい遊歩道」。散策路を歩きながら、道の両側に咲く紫陽花が楽しめる。見晴らし台からは駿河湾が望め、眼下に紫陽花が花を咲かせている。
約35種12,000株の紫陽花
約35種12,000株の紫陽花が花を咲かせる大鐘家。約35種と、長光寺の400種などに比べれば見劣りする品種数だが、色彩が豊かなせいか少なさを感じさせない。特にガクアジサイが印象的だ。
アナベル
ひと際目を引く、人気の北アメリカ原産の西洋アジサイ。咲き始めはライムグリーンの色合いだが、満開時には真っ白な花となるのが特徴。また花房がとても大きく、直径30cm近くになることも…
ポンテデリア
紫陽花ではないが、花菖蒲などとともにあじさい庭園に植わる、北アメリカ原産のポンテデリア。青紫色の花穂が印象的で美しい。一日花で、夕方には萎むとか…。
紫陽花は2ヶ所に分かれて咲いているので注意!
門前のあじさい庭園(あじさい・酔芙蓉庭園)だけでなく、裏山のあじさい遊歩道も良いので見逃さないように!
裏山は全体を、門前は個々の花を楽しもう!
裏山のあじさい遊歩道は雰囲気・眺めを楽しみ、門前のあじさい庭園は珍しい品種など一つ一つ異なる花を楽しもう!
紫陽花だけ見て帰らぬように!
大鐘家の長屋門や母屋、蔵の史料館、同時開催されているイベント等も見逃さないように!
大鐘家 あじさい祭 編