お寺という名の仏教美術館!?だよ!
1982年に建立された、聖観世音菩薩を御本尊とする新法華宗の単位宗教法人だが、先代が亡くなって以降は荒廃が進み、境内にはお寺らしい凛とした雰囲気は無い。地元ではバブルの負の遺産とも言われているが、そこまでではない。
拝観料を払うだけに、格式のあるお寺にお参りすると思うと、境内の状況にいろいろと文句も言いたくなるだろうが、仏像はお堂に安置されているのではなく展示されているという感覚や、ヘリテージツーリズムというか産業遺産巡りのような感覚で臨めば、御利益云々よりも冒険心や好奇心の方が先立つので、テーマパークを巡るような楽しさが味わえるよ!
とにかくこれでもか…というくらいの数の仏像があるよ!
山門には仁王像が、その上部には四天王が護る 法隆寺 の夢殿に似た八角堂が建ち、公称高さ50m、実際には20m位なのでは?…の世界平和大観音像や、2万体とも3万体とも言われる慈母観音像、三十三観音がある仏舎利塔の他、水掛け観音や日蓮大聖人辻説法像、十二支守り本尊像やネパール・インド・チベットの各種仏像まで、とにかくこれでもか…というくらいの仏像が見られるよ!
また夫婦橋や夫婦乃鐘、開運永久繁栄塔や数多くの曼荼羅が見られる仏教資料館などもある。個人的には抜群のロケーションに建つ "おさわり七福神" がユニークでおすすめ!
世界平和大観音のそばまで、行けるだけ上ってみよう!
境内の荒廃が進んでも、相模灘を一望出来る素晴らしいロケーションだけは変わらない。
年々拝観日も限られ立入禁止区域も増えつつあるので、観られるうちに見ておこう!