伊豆山神社とは?
静岡県熱海市にある、御祭神として天忍穂耳尊・拷幡千千姫尊・瓊瓊杵尊を祀る、関八州鎮護として鎌倉幕府の信仰が厚かった、源頼朝と北条政子ゆかりの神社。
創建当初は日金山の山上にあったとされるが、創建年代も含め詳細は不明。明治時代の廃仏毀釈以前は「伊豆山権現」と呼ばれ、山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神として崇められた。
箱根神社とともに「二所権現」を成し、源頼朝が始めたという二所詣として、また「縁結びの神様」として若い女性に人気があり、特に末社である「結明神社」と『梛の葉守』が良縁を引き寄せるということで、恋愛パワースポットとなっている。
起点となる伊豆山浜から837段、国道135号からだと617段、駐車場のある鳥居前からでも180段の石段を登った先に、伊豆山神社の「上宮」にあたる社殿が建つ。
現在の境内は子恋の森の一部で、約40,000坪の広さがあり、本殿よりさらに山道を登った先の山中に「本宮」が、参道の石段途中の「伊豆山浜公園」辺りにかつての「下宮」跡がある。
大河ドラマ『義経』『平清盛』や、ドラマ『弱くても勝てます』などのロケ地としても知られ、初詣や節分祭・お花見などで賑わう他、毎年4月14日~16日には「伊豆山神社例大祭」が執り行われ、多くの参詣客が訪れる。