修善寺梅林とは?
静岡県伊豆市の修善寺温泉の北部「修善寺自然公園」内にある、約9000坪の丘に、樹齢100年超の古木をはじめ、約20種 1000本の紅白黄梅が咲く梅林。
品種により早咲きと遅咲きがあるため、早咲きの梅は1月下旬から咲き始め、その年の気候にもよるが、3月中旬頃まで観梅が楽しめる。
広大な園内には散策路が設けられており、2つある「東梅林」と「西梅林」の梅林の他、新井旅館茶室「双皎山荘」や四阿、岡本綺堂の「修禅寺物語碑」「尾崎紅葉句碑」「高浜虚子句碑」「中村吉右衛門句碑」「市川左団次句碑」などの句碑が建つ。
毎年2月になると「修善寺梅林梅まつり」が開催され、期間中には露店も並び、甘酒やすっかり名物となった鮎の塩焼き・焼き椎茸などが味わえる。
修善寺梅林の見所
修善寺梅林
もみじ林が有名な修善寺自然公園内にある梅林。丘陵地にありアップダウンもあるので、雨上がりや雪が残る場所では、花に気を取られ足を滑らさないように注意して欲しい。履物も大事だよ!
白梅・紅梅
予め日程が決まった旅で花を愛でるのは難しく、なかなかタイミングよく満開とはいかないが、品種に興味を持つと一輪の梅の花でも楽しめるとツウの人は言う。まだまだ自分はその域には遠いが…
東梅林
修善寺梅林のメインとなっている梅林で、四阿や富士山ビュースポット、修禅寺物語碑・尾崎紅葉句碑などが建つ。一輪の花を愛でるのも良いが、遠景で楽しむなら、やはり七分位は咲いていて欲しい所だ。
西梅林
駐車場から露店を抜け続く遊歩道の南面にある梅林。東梅林に比べて規模は小さく、四阿や句碑などもなくシンプルだが、斜面に広がる角度のある梅林は、また違った趣がある。
雪だるまと梅
梅の木に飾られた雪だるま。誰が作ったのか?だが、こういう光景に出逢えるから旅は楽しい。梅と雪だるまのコラボが見られるなんて、寒い中訪れた甲斐があるというものだ。
富士山
修善寺梅林には、いくつか富士山がキレイに望めるスポットがある。2月の修善寺梅林は、雪も降ったりする時期で寒いが、一年の中で一番キレイな富士山が拝める時期でもある。
柱谷八十八ヶ所 第十四番
柱谷八十八ヶ所めぐりの第十四番となっている、写真では見にくいが四国八十八箇所の第十四番札所の盛寿山 延命院 常楽寺の弥勒菩薩坐像が刻まれた石碑。四国八十八箇所の中で、唯一弥勒菩薩を本尊とする霊場だ。
新井旅館茶室「双皎山荘」
梅まつり期間中には、土日を中心に野点も行われる、初代中村吉右衛門ゆかりの建物。1955年に焼失したため、現在の建物は1968年に再建されたものだが、松本幸四郎・小泉純一郎などもここへ足を運んでいる。
西梅林と東梅林の2ヶ所あるので注意!
片方だけで満足して帰らぬように! また起伏があるので歩きやすい靴で訪れよう!
梅林以外にも目を向けよう!
双皎山荘や富士山ビュースポット、伊豆名物が売られる露店、修禅寺物語碑や尾崎紅葉句碑なども建っているよ!
見頃は2月下旬~3月上旬だよ!
一輪だけ咲く梅も一興だが、やはり最低五分咲き以上の華やぐ時期に訪れよう!
修善寺梅林 編