杉桙別命神社の大クスとは?
静岡県賀茂郡河津町にある、伊豆七不思議の1つである「鳥精進・酒精進」で知られる「川津来宮神社」、正式名称「杉桙別命神社」の社殿左手にある、推定樹齢1000年以上の樹高約24m 幹周15mのクスノキ。
かつて「河津郷七抱七楠」と呼ばれた、巨大な7本のクスノキの内、最後に残った一本で、1936年12月16日に「杉桙別命神社の大クス」として国の天然記念物に指定されている。
環境省 自然環境局により実施されている、緑の国勢調査と言われる自然環境保全基礎調査では、「来ノ宮神社の大楠」の呼称となっており、熱海の「来宮神社の大楠」と混同されやすく紛らわしい。ちなみに熱海の方の呼称は「来の宮の大楠」となっている。
その第4回調査による1990年の『巨樹・巨木林調査報告書』では、幹周14mで全国19位となっていたが、第6回調査による2001年の報告書では、新たな巨樹・巨木の発見が続いたこともあり、幹周15mで全国32位となっている。