旅人岬とは?
静岡県伊豆市土肥の松原公園から、県道17号を1km程北上した所にある、駿河湾の絶景と夕日が魅力の岬で、県道沿いには展望台と駐車場が設けられている。
岬の名の由来は、1996年より静岡新聞に連載された『人びとの岬』の執筆者である直木賞作家の笹倉明が、後に舞台となったこの岬を「旅人岬」と命名したことにあり、同時に小説のタイトルも同名に改題された。
展望台には、静岡ゆかりの重岡建治作の父・母・子が絆で結ばれたブロンズ像『家族』と、前述の小説『旅人岬』の最終章の一節が刻まれた文学碑、季節毎の夕陽の方向と見頃の時刻が記されたプレートが嵌め込まれた桜御影石の石碑が建つ。
また展望台の敷石の中に、見つけると幸せが訪れると言われるハート型の石が紛れており、これがNo.14『旅人岬のハートの敷石』として、改訂版のふじのくにエンゼルパワースポットに選ばれており、カップルを中心に人気となっている。
旅人岬の見所
旅人岬
松原公園から約1km、歩いても13分ほどの距離にある駿河湾の絶景スポットだ。車だと松原公園からあっと言う間なので、乗ってすぐ降りるのが面倒でスルーする人も多いが、絶対に立ち寄るべきだ!
駿河湾の絶景スポット
煌めきの丘や出逢い岬・恋人岬などと並び、西伊豆にいくつかある駿河湾の絶景スポットのひとつだ。晴れた日の眺めは気分爽快間違いなしで、ここから望む夕日は最高だ!残念なのは、富士山が望めないこと…
重岡建治『家族』
父・母・子が絆で結ばれた、重岡建治作の『家族』のブロンズ像。静岡を旅する上で、あちこちで見かけ外せない彫刻家だ。その特徴的な作風から、誰でもすぐに気づくのが重岡ワールドの親しみやすさであり魅力でもある。
重岡ワールド
重岡作品はとても絵になるものが多く、家族の輪に入って見上げるも良し、夫婦の太陽のキスを撮るも良し、懐に夕日を抱く家族も良し、夕日に浮かぶシルエットを撮るも良し、思い思いの写真を撮ってみよう!
土肥海水浴場方面の眺め
土肥海水浴場や土肥の温泉街の他、海上に突き出た真っ赤なやぐら型の珍しい土肥港南防波堤灯台の先に、停泊している土肥⇔清水を結ぶ駿河湾フェリーが見える。
小土肥海岸方面の眺め
夏には土肥海水浴場に対して、穴場的な存在となる小土肥海水浴場が、薄っすらと夕日に染まり美しい情景を作り上げている。
旅人岬のハートの敷石
知らずにスルーする人も多いが、仏顔石と入れ替わりで改訂後に「ふじのくにエンゼルパワースポット」となったハート型の石。見つけた人は、恋が叶うとか幸せが訪れるとか言われているよ!
小説『旅人岬』の石碑
1996年より静岡新聞に連載された『人びとの岬』の執筆者である直木賞作家の笹倉明が、後に舞台となったこの岬を「旅人岬」と命名し、小説のタイトルも同名に改題した。碑文はその最終章の一節。
夕日を観に行こう!
事前に日没時間を確認してから、旅の終わりに駿河湾の絶景と夕日を観に行こう!
重岡ワールドの作品をご覧あれ!
恋人岬・広見公園・駿府城公園・伊東マリンタウン・なぎさ公園などに作品がある、静岡観光では外せない彫刻家だよ!
ハートの敷石を見つけよう!
ふじのくにエンゼルパワースポットにもなっている、幸運を引き寄せるハートの敷石を探そう!
旅人岬 編