林泉寺の長藤とは?
静岡県榛原郡吉田町の、小山城近くの住宅地の一角にある、南北朝時代に開山された臨済宗妙心寺派の古刹「清涼山 林泉寺」の境内に咲く長藤。
1967年に、昌雄和尚が牧之原市の「東光寺」の河内祥山和尚より、小指大の長藤の一芽を譲り受け、境内にあった山藤に接ぎ木をしたのがその始まり。
その親木は、大正時代の1915年に東光寺の住職が、能の演目にも登場し天下に知られた行興寺の樹齢約850年の「熊野の長藤」を譲り受けたもので、謂わば「熊野の長藤」の孫!?にあたる長藤となる。
例年4月中旬~5月初旬にかけて美しい花を咲かせ、藤棚からは甘い香りとともに淡い紫色の花房がたわわに垂れ下がる。また開花に合わせて「長藤まつり」も開催される。
林泉寺の長藤の見所
清涼山 林泉寺
1347年開山と伝わる、御本尊として聖観世音菩薩を安置する臨済宗妙心寺派の古刹で、県立榛原高校の前身である堰南学校が最初に開かれた場所でもある。
超穴場の藤の名所!
ネットもナビも無かった時代には、ここに辿り着くのも一苦労だった。普段は観光客はゼロと言ってよいほど閑散とした普通の住宅地の一角が、この時期だけは一気に華やぐ!
熊野の長藤の孫!?
国の天然記念物に指定されている、磐田市にある樹齢約850年の行興寺の「熊野の長藤」の孫とも言える長藤で、接ぎ木から50年を超え立派な藤棚に成長している。
長藤まつり
例年4月下旬の見頃に合わせて「長藤まつり」が開催され、花房が垂れる藤棚の下では、思い思いに食事や談笑を楽しみながらフジの花を愛でる見物客で賑わう。
熊野の長藤の孫!?にあたるフジだよ!
行興寺の「熊野の長藤」の分株である「東光寺の長藤」から接ぎ木した藤だよ!
超穴場的な藤の名所だよ!
住宅地の一角に埋もれるようにある藤棚で、昔はたどり着くのも難しかった所だよ!
GWにかけて見頃を迎えるよ!
例年4月下旬が一番の見頃となり、甘い香り漂う藤棚の下で「長藤まつり」も開催されるよ!
林泉寺の長藤 編