あらさわふる里公園とは?
静岡県御前崎市下朝比奈にある、2001年4月に開園した総面積154,000㎡と東京ドーム3.3個分もの広さを誇る、水と緑と花であふれる自然公園。
梅と早咲き桜が共演する2月~3月にかけて「梅・さくらまつり」が開催される他、ソメイヨシノやツツジ・花菖蒲・紫陽花・睡蓮など、日本の四季を彩る花たちが次々に咲いて行き、訪れる者を楽しませてくれる。
また遠く遠州灘を望む海抜119mにある フクロウの展望台 からは、あらさわふる里公園一帯が見渡せ、四季の移ろいが感じられる他、美しい御前崎の夕景色も楽しめる。
この他園内には、ビオトープや動物小屋、バーベキュー広場や芝生広場・食事処・直売所などがあり、親子で自然に触れあいながら自然を満喫できる公園となっている。
あらさわふる里公園の見どころ
あらさわふる里公園 案内図
御前崎市下朝比奈にある、2001年4月にオープンした、総面積154,000㎡と東京ドーム3.3個分もの広さを誇る、日本の原風景が広がるのどかな里山を背景に、水と緑と花であふれる自然豊かな公園、それが「あらさわふる里公園」だ。
あらさわふる里公園は実に広大だ! 南北に長~い公園で、目に飛び込んでくる光景につられ奥へ奥へと赴くままに歩いて里山の雰囲気を(味わってほしいのだが…)味わっていると、思いのほか時間が経ってしまうことになるので、時間にゆとりの無い方は、あらかじめ案内図を確認して時間配分を考えておこう!
上下の図で微妙に名称が異なるがそれはさておき、荒沢ではたくさんの種類の樹木とともに野鳥が見られるようだが、残念ながらわたしは野鳥には明るくないので詳細はわからない。
案内板によると、季節によりハヤブサ・オオタカ・ウグイス・ホトトギス・メジロ・モズ・アオゲラ・フクロウ・キジなどが見られるようだ。双眼鏡片手に歩くのも良いかもしれない。
あらさわふる里公園「梅・さくらまつり」
例年2月~3月にかけて「梅・さくらまつり」が開催される。この時期のあらさわふる里公園は、駐車場入口から華やいでいる。公園そのものがピンク一色に染まっているかのように、見事なまでに梅と桜が咲いている。一年で一番あらさわふる里公園が輝いて見える時だ!
寿の紅梅
駐車場から遊歩道へと歩き出してすぐに目に飛び込んでくるのが、この松の木のようにどっしりと構え、枝ぶりも見事な樹齢90年超の「寿の紅梅」だ。枝垂れではなく紅梅で、こんなに花付きが良く立派に咲く梅を見たことが無かったのと、背後に咲く早咲きのあらさわ紅桜と全く遜色の無い鈴生りの美しいピンクの花を咲かせていたので、初めは梅だと気づかなかった。
近づけば樹木の力強さとは裏腹に、実に可憐で繊細な花を咲かせており、その咲きっぷりはあっぱれ!のひと言だ。
S字の遊歩道に咲く、あらさわ紅桜!
駐車場から芝生の多目的広場沿いに伸びるメインストリートとなるS字の遊歩道沿いには、ズラーっと早咲きの あらさわ紅桜 が植えられており、見事な桜並木となっている。この光景だけで心が躍り、公園散策が楽しくなる!
21世紀になった頃より、河津桜をはじめとした早咲き桜が静岡県内のあちこちで植えられて行き、それが10年20年と育ち、今やあちこちで見栄えのするピンクの桜並木を形成している。静岡県はたくさんの 早咲き桜の名所 を抱える早咲き桜のメッカだ。
梅と桜の共演!
2月になると園内に約200本ある 紅梅・白梅・しだれ梅 が次々に咲きだし、2月中旬頃からは早咲きの あらさわ紅桜 が、3月になると 寒緋桜・陽光桜、そして4月を前に ソメイヨシノ が次々に咲きだす。桜も約230本植えられており、この時期のあらさわふる里公園は1年の内で一番華やかだ!
入り乱れて咲く梅と桜!
そんな梅と桜の共演が見られるのが、ステージ裏となる水質浄化池周辺だ。この辺りには、紅梅・白梅・枝垂れ梅が植えられており、入口付近の「寿の紅梅」と「あらさわ紅桜」の共演とはまた違ったカタチで、梅と桜の共演が見られる。
季節の花が次々と咲くよ!
梅と桜が終わる頃、青空に約70匹の 鯉のぼり が優雅に泳ぎ出し、GW前には ツツジ が見頃を迎える。展望広場の下には一面ツツジが咲き誇り圧巻の光景となるのだが、メインの散策ルートでは無いことから、なかなかここまで登ってくる人は少ない。
そのメインの散策ルートはというと、2月に あらさわ紅桜 で彩られたS字の遊歩道にも ツツジ が咲き、あらさわ紅桜の時とはまた違った趣となる。これはこれで華やいでいるわけで、やはり意識しなければ、展望広場ではなくこちらに足が向くのは自然な流れなのだろう。
また6月には 花菖蒲 や ハンゲショウ・ササユリ、そして約3000本の 紫陽花 が咲き、さらに スイレン や サルスベリ なども咲きだす。
公園施設をとことん楽しもう!
左上:あらさわふる里公園入口にある総合事務所となる学習館「あさひ館」で、ここにお食事処の味工房「わらび」がある。また向かいには、地場の新鮮な野菜や苗などが並ぶ直売所「ほい!かって家(やー)」がある。命令形の「買ってけ!」ではないので、読み間違えないでね!
左下:見たままズバリの 水車小屋 で、昔は水の力で羽根車を回して動力を得て、搗いたり挽いたりして精米や製粉を行っていたわけだが、都会から来た子供たちは初めて見るという子も多く、また時代は変わり仕組みを説明できない親御さんも増えてきた。
右上:フクロウの展望台 で、一時期朽ちて死にそうになっていたが、色鮮やかになり遠くからもハッキリとわかるようになった。それでも言われなければ、なかなかフクロウには見えないかも…。
右下:バーベキュー広場 にある バーベキューハウス で、遠州夢咲牛や地場の野菜が楽しめる。隣には 炭工房も!
そして子供たちに大人気なのが、芝スキー場 だ。大人は一度登ったらもう十分…という感じの傾斜だが、子供は何度も斜面を駆け上って行く。自分も昔はそうだったのだが…。
この他、公園奥にはトンボやメダカ・野鳥が多く見られる あらさわ池 や ビオトープ があり、近くに自然観察が楽しめる 観察舎 がある。また 動物小屋 や 多目的広場 などもあるよ!
日本の原風景がココに!
写真中央やや左上に見える駐車場から登ってきて辿り着くのが、2つ前の写真右上にあった海抜119mの フクロウの展望台 で、この上段からはあらさわふる里公園が一望できるだけでなく、遠く太平洋の遠州灘まで見渡せる。
そんな緑あふれる生き生きとした里山が、晩秋には枯れるように色あせて行くわけで、同じ里山の光景ながら、そこには日本の四季の変化が感じられる。
ただこうして高台より見下ろしていると、そこには四季は変われど同じ海・山・茶畑・棚田などの 日本の原風景 が広がっており、このあらさわふる里公園は、都会の子供が日本の原点とも言える四季の移ろいやその景色の違いを直接肌で感じ、身近な動植物に触れながら学べる最高の場所だと思う。
マジックアワーの展望台は最高だよ!
晴れた日の展望台は最高だ! 同じ静岡県内に住む者でも街中とは大違いで、ここで感じる空の広さ・高さはダンチで、開放感が全く違う。
さらに夕暮れ時には、目の前のスクリーンの輝きが一層増して、言葉にはできない鮮やかなグラデーションを見せる。いわゆる マジックアワー だ。こんな光景に出逢えるから、このフクロウの展望台にまた行きたくなる。夕日が美しい御前崎ならではの光景だ!
「寿の紅梅」と「あらさわ紅桜」の桜並木が美しいよ!
早咲きのあらさわ紅桜の他にも、寒緋桜・陽光桜・ソメイヨシノなどが咲く桜の名所であるとともに、樹齢90年超の巨大な盆栽の様な「寿の紅梅」をはじめ紅梅・白梅・枝垂れ梅などが桜と同時期に咲き、梅と桜の共演が見ものだよ!
マジックアワーの展望台が幻想的だよ!
のどかな里山や遠州灘を一望できる、海抜119mの展望台から見る晴れた日の夕焼けは感動間違いなしだよ!
日本の原風景が広がる中でBBQや自然観察を楽しもう!
園内にはビオトープや観察舎、動物小屋にバーベキュー広場・芝スキー場があり子供も大喜び!
あらさわふる里公園の見どころ
あらさわふる里公園のおすすめ時期
1月 | 2月梅・桜 | 3月梅・桜 | 4月桜 ツツジ |
5月ツツジ フジ |
6月花菖蒲 紫陽花 |
7月紫陽花 スイレン |
8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
あらさわふる里公園の基本情報
名称 | あらさわふる里公園 |
---|---|
読み方 | あらさわふるさとこうえん |
郵便番号 | 〒437-1605 |
所在地 | 御前崎市 下朝比奈158-7 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0537-85-8230 |
参考HP | 御前崎市役所 |
するナビ | 御前崎市の観光スポット |
アクセス | JR東海道線「菊川駅」 ⇒静鉄バス「新野」下車 徒歩45分 |