河津バガテル公園とは?
静岡県賀茂郡河津町にある、借景による圧倒的なロケーションを活かし、フランスのブローニュの森にある「パリ・バガテル公園」の姉妹園として2001年に開園した、河津を代表する観光施設で、2012年には『ふじのくにエンゼルパワースポット』に選ばれている。
正面入口となる「ゲートパビリオン」から「フランス広場」にかけては、18世紀のフランスの街角を歩いているかのような異国情緒たっぷりの空間が広がり、シンメトリーな幾何学模様が特徴の本格的なフランス式庭園の「ローズガーデン」には、約1100種6000株のバラが春と秋の年2回花を咲かせ、非日常的な空間とともに訪れる者を魅了する。
またローズガーデンを抜けた先には、ベンチが置かれた「海の見える丘」があり、毎年ここから初日の出が拝め、早朝無料開放も行われる。
河津バガテル公園の見どころ
魅力いっぱいの河津バガテル公園!
フランスのブローニュの森にある「パリ・バガテル公園」の姉妹園として、2001年に開園した「河津バガテル公園」。
経営危機による運営母体の変更などもあり、2015年4月からは町営の施設となっており、レストランなど一部施設が営業されなくなったが、抜群のロケーションを活かした開放的な空間演出や、薔薇の香りに包まれた本格的フランス式庭園の「ローズガーデン」、本場フランスの街角を彷彿させる「フランス広場」など、その魅力は尽きない。
これだけの規模の公園を維持して行くにはそれ相応の費用がかかるだけに、河津町の予算などの鑑みるに、是非とも多くの方に足を運んで頂き、河津バガテル公園にバラの花が絶えることの無いように応援して頂きたい!
ゲートパビリオン
駐車場から円形の階段を抜けると、いよいよ河津バガテル公園の非日常的な空間へと誘う、本場パリのバガテル公園のシャトーゲートを再現したという「ゲートパビリオン」が登場する。
正面入口に立った時点で、すでに気分は高揚気味だ…。
フランス広場
噴水を囲むように、ベルサイユ宮殿のプチトリアノンを再現したという、オシャレな建物が建ち並ぶ、18世紀のフランスの街角をイメージした「フランス広場」だ。
噴水そのものは、日本の公園や駅前などによくあるごくごく普通のものながら、なぜか映画に出てくるようなオシャレな噴水に見えてしまうのだから不思議なものだ。
カフェとフラワー&ガーデン
フランス広場には、薔薇の苗や鉢、バラジャムにバラの石鹸などのバラグッズの販売が行われているバラshopや、世界初というバラジュースやバラのソフトクリームなどが味わえるカフェがある。
フランスに旅行へ行ったという異国情緒ではなく、フランスのごくごく当たり前の日常と言った感じの、この何とも言えない生活感のある感じがよさげだ。
モネゆかりの睡蓮
もともとレストランだった建物の横に池が設けられていて、パリ・バガテル公園より譲り受けたモネゆかりのスイレンが浮かぶ。
昔はレストランの窓辺で、この景色が楽しめたのだが・・・。
オランジェリー
レセプションやイベント会場としても利用されている「オランジェリー」。宮殿とまではいかないが、庭園の景観を引き立てるのに一役かっている。
それにしても正面入口となるゲートパビリオンを抜けてからこのオランジェリーに至るまで、とにかく18世紀のフランスの街角を歩いているような異国情緒たっぷりの空間が続き、感動の連続だ。
オランジェリー前庭
散策をしている時の地上からの目線では、ローズガーデン以上に幾何学模様が感じられるのがこの「オランジェリー前庭」だ。
ここを歩いているだけで、日本の街角では感じえない不思議で非日常的な世界へと引き込まれていく。
視線の先に「海の見える丘」
オランジェリー前庭からローズガーデン越しのこの視線の一番先に、ベンチが置かれた「海の見える丘」がある。
元旦には早朝無料開放が行われ、ここから初日の出を拝むことができる。
忠実に再現された「ローズガーデン」
専門的なことはわからないが、説明によるとスタンダードタイプのバラを中心に、その周りにブッシュタイプのバラを植栽することにより、独特のリズムを生み出しているとのこと。
本場ゆずりの植栽方法や管理技術を採用し、忠実に再現された「ローズガーデン」は、河津町ののどかな山間の景色を借景としながら、見事なまでに異国情緒を漂わせている。
全国的にもこれだけの開放感が味わえるバラ園は数える程だと思う。ただこの中を歩いているだけで、十二分に楽しめる。
これぞ「フランス式庭園」!
河津バガテル公園の向かいにある「風土の森」から眺めるとよくわかるが、日本庭園とは根本から異なる、シンメトリーでラインが強調された幾何学模様が美しい本格的な「フランス式庭園」だ。
バラ園自体が1つの絵画のようでもあり、芸術性に溢れた作品でもあり、なかなかこういう光景に日本国内で出逢うことは難しいかと思う。
シンメトリーなら「ぐんまフラワーパーク」、幾何学的なら「淡路夢舞台」などの公園もあるが、やはりどこか違う。
約1100種 6000株のバラ
フランス式庭園の美しい景観を楽しむことばかりに目が行きがちだが、もちろん1つ1つのバラの花を愛でながら、花の色や咲き方など品種の違いを楽しむこともできる。
河津バガテル公園には、約1100種6000株のバラが植えられており、春と秋の年2回、美しいバラの花が手入れの行き届いた庭園に彩を添える。
中には『バガテル国際バラ新種コンクール』で入賞したバラの品種も咲き、非日常的な空間とともに訪れる者を魅了する。
ちなみに、2021年の火曜ドラマ『ボス恋』こと『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の初回放送の中で、菜々緒さんが土下座したバラ園がここ河津バガテル公園で、このフランス式庭園の中で撮影が行われた。
河津バガテル公園のシンボル「キオスク」
眺めの良い高台に建つ、本場パリ・バガテル公園の皇居のキオスクを忠実に再現したという、河津バガテル公園のシンボル的存在となっている「キオスク」。
日本庭園で言うところの四阿のような位置づけだが、庭園そのものがキオスクからの眺めを重視した設計となっており、バラ園の中を歩いてキオスクを望んでも、キオスクよりバラ園を見下ろし眺めても楽しめるつくりとなっている。
ここからでも、フランス式庭園の特徴である、左右対称の幾何学模様がよくわかる。
色彩あふれるローズガーデン
どれだけの色彩がここにあるのだろうか、ラインが強調された幾何学模様の庭園の造りとの対比で、雑然として見えながらも美しさを感じる。
どこかイングリッシュガーデンのような楽しさも感じられるが、ここにも計算された庭づくりがあるのだろう。
本場パリを彷彿させるフランス式庭園に注目!
日本庭園とは根本から異なる、シンメトリーで幾何学模様が美しい庭園をご覧あれ!
国内有数のロケーションを活かしたバラ園だよ!
フランスの庭園に舞い降りたかのような非日常的空間と、約1100種6000株のバラを満喫しよう!
異国情緒たっぷりの空間を楽しもう!
ゲートパビリオンから続く18世紀のフランスの街角を彷彿させる空間がいい感じだよ!
河津バガテル公園の見どころ
河津バガテル公園のおすすめ時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月バラ | 6月バラ | 7月バラ | 8月 | 9月 | 10月バラ | 11月バラ | 12月バラ |
河津バガテル公園の基本情報
名称 | 河津バガテル公園 |
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読み方 | かわづばがてるこうえん |
郵便番号 | 〒413-0511 |
所在地 | 河津町 峰1073 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0558-34-2200 |
公式HP | 河津バガテル公園 |
するナビ | 河津町の観光スポット |
アクセス | 伊豆急行線「河津駅」徒歩30分 ⇒南伊豆東海バス「河津バガテル公園」下車 |