日限地蔵尊とは?
静岡県島田市にある、日を限ってお願い事をすれば願いが叶うとして、地元では「お日限さん」として親しまれている、日限地蔵菩薩を御本尊とする真言宗 醍醐派の祈願所。"日切地蔵尊"と書かれる場合もあるが、"日限地蔵尊"が正しい。
明治時代の1881年に、五條丑之助他7人が御奉仕で運んだ、旧大代村の童子沢にあった自然石に、開山の日正上人が地蔵菩薩を刻み入魂開張し、本尊として現在地より西方200mの場所に安置したのがその始まり。
その後1888年に、遠江国の庄屋だった山田義一により、現在地に地蔵堂が建立され遷座された。
心願成就や病気平癒・厄難消除・商売繁盛・良縁祈願など様々なご利益があるが、特に試験合格・進学祈願の合格祈願スポットとしての人気が高く、多くの受験生が足を運ぶ。
祈願日は、通常毎月1日・26日と第1・2・3日曜日の9:00~16:00となっており、祈願日にはご祈祷もお願いできる。
また初詣で訪れる参拝客も多く、毎月26日には縁日も開催され、8月26日の大祭には、露店も多数並び夜遅くまで多くの参詣客で賑わう。
日限地蔵尊の見所
日限地蔵尊
境内には不動明王堂や百度石などもあるが、そもそも日限地蔵は、鶴ヶ城城主 蘆名盛氏への夢のお告げにより、堀から見つかった徳一大師作の3体の地蔵菩薩の1つを、会津若松の西光寺が日限地蔵として安置したのがその始まりとか…
密宗祈願所
日限地蔵尊は、真言宗醍醐派に属する祈願所だ。住職が住むお寺とも異なり、また単に仏像を安置するお堂とも異なり、願掛け参りの霊場という色合いが強い。さらに日にちを切って祈願するという特化性が人気の秘密のようだ。
合格祈願スポット
最近では受験生に人気の合格祈願スポットとなっている。日限地蔵尊では進学祈願となり、御祈祷をお願いすると『奉修進学祈願如意祈攸』のお札と『進学守』を授かれる。事前に試験日の確認を忘れずにね!
様々なご利益が…
これ以外にも、就職祈願で訪れる人や大漁祈願で訪れる漁師の方、選挙の当選祈願、宝くじや高倍率チケットの当選祈願、交通違反の累積点数がかさみ〇日まで違反をしませんように…など、訪れる参拝客の願い事は様々だ。
祈願日は限られているので注意!
祈願日は通常月に5日程しかないので、くれぐれも間に合わない…なんてことが無いように!
試験日や試合の日などを確認してから訪れよう!
〇日に、〇日までにと日を限ってのお願い事なので、日にちをうる覚えでお参りに行かないように!
初詣にもおすすめだよ!
年の初めに〇日までに…と、真っ先にお地蔵さまにお願い事をするのもアリだよ!
日限地蔵尊 編