広見公園とは?
静岡県富士市にある、富士市中央公園とともにバラの名所として知られる、2市1町合併記念として、1968年10月より整備が進められている、総面積136,700㎡の都市公園。
正面入口から「モニュメント広場」へと続くメインロードの延長線上に富士山を望み、この道を境に、「バラ園」や全国47都道府県の木が植わる「全国県木の森」「彫刻の森」「芝生広場」などがある西エリアと、"富士山かぐや姫ミュージアム"の愛称で親しまれている「富士市立博物館」や、古墳や歴史的建造物などを復原移築した「ふるさと村歴史ゾーン」がある東エリアとに大別される。
園内には、ソメイヨシノや枝垂れ桜・大島桜・薄墨桜など約310本の桜が植わり、毎年3月下旬に「広見桜まつり」が開催され、多くの花見客が訪れる他、富士市のオリジナル品種となる『かぐや富士』をはじめとした約2000株のバラが植えられており、5月と10月に見頃を迎える。
この他、ロシアの彫刻家O・K・コモフ作の『友好の像』や、静岡ゆかりの重岡建治作の『和』などの彫刻も建つ。
広見公園の見所
広見公園 案内図
1966年11月1日に、富士市・吉原市・鷹岡町の2市1町が合併したことを記念して、1968年10月より整備が進められてきたスケール感のある公園だ。歴史的建造物のテーマパークといった感じの「ふるさと村歴史ゾーン」や、バラ園・モニュメント広場に咲く市民の花のバラが人気の観光スポットだが、ちょこちょこある彫刻や全国47都道府県の木が植わる「全国県木の森」など、時間をかけて園内を散策するとなかなかオモシロい公園だ。
広見公園の正面入口
『広見公園』と刻まれた早川石の園名石と、シンメトリーなデザインの御影石による石段が印象的だ。熱海の姫の沢公園ほどではないが、風格のある公園入口となっている。
O・K・コモフ作『友好の像』
1854年の安政東海地震で大破し回航中に沈没した、ロシア軍艦ディアナ号の遭難時の献身的な救出活動の歴史と、日露和親条約締結140周年を記念して、1994年にV・L・ライキス氏より寄贈されたプチャーチンと日本の漁夫の像だ。
モニュメント広場
正面に世界遺産の富士山がドーンとそびえる、公園の顔とも言える広場で、モニュメントを囲むようにあるすり鉢状の円形花壇に、赤や白・ピンクと様々な品種のバラが花を咲かす。
バラ園
富士山を見ながらモニュメント広場を左に折れた先の西エリアにある、約1710㎡のバラ園。赤・白・黄・ピンク…と、道の左右に色とりどりの花が咲く。広見公園は富士市中央公園とともに、バラの名所として知られている。
ふるさと村歴史ゾーン
富士山かぐや姫ミュージアムの愛称で親しまれている博物館の屋外展示となっていて、市内各地より長屋門や古民家・土蔵をはじめ古墳や竪穴式住居・道標までが、"復元"ではなく"復原"移築されている。
原泉舎
江戸時代の1848年に造られ移築された、学制公布時に今泉小学校の仮教場として利用された、妙延寺に建てられていた土蔵。天井に描かれた墨絵の龍と、正面左右にある漆喰鏝絵の二十四孝像に注目だ!
眺峰館
富士市指定の有形文化財となっている、明治時代の1892年に造られた、元々飲食店だった木造3階建洋風塔屋建築だ。富士山の眺めが美しかったことから、眺峰館の名が付いたとされる。
テーマパークのようなオモシロさ!
単なる復原移築と侮るなかれ、ふるさと村歴史ゾーンには眺峰館や原泉舎など独創的な建物があるよ!
約2000株が咲く、富士市民の花であるバラに注目!
バラ園とモニュメント広場が美しく、オリジナル品種の『かぐや富士』も見られるよ! 富士山とのコラボも最高!
広見桜まつりへ行こう!
ソメイヨシノや枝垂れ桜などが見頃を迎える、3月下旬に開催されるよ!
広見公園 編