川原の若木が小峰桜に、そして約20年の歳月を経て河津桜に!
1955年2月に、飯田勝美さんがたまたま河津川の川原で見かけた腰高くらいの若木を持ち帰り玄関先に植えたものが、今や全国的に知られる河津桜のルーツとなるこの原木だ。1966年にやっと花を咲かせると、飯田家の屋号より「小峰桜」と呼ばれるも、その年の春に飯田さんは花が咲くのを見届けるように永眠。飯田さんが発見してから約20年の歳月を経て、この桜が大島桜と寒緋桜の雑種にさらに寒緋桜が交雑した自然交配による新種と判明し、1974年に晴れて「河津桜」と命名され、そこから「河津桜原木」と言われるようになったんだよ!
河津町の木にして、町の天然記念物だよ!
推定樹齢70年で、樹高約10m 枝張約10m 幹周115cmの河津桜原木は、河津町のシンボルであり町の宝だよ! 1975年4月に河津町の木に、2005年には河津町の天然記念物に指定されているよ!
開花時期が桜並木よりもやや早いよ!
約8000本ある河津町内の河津桜の中でも、真っ先に花を咲かせるのが河津桜原木。
河津川沿いの桜並木よりもやや早く満開を迎えるので、開花時期のズレに注意!