高松宮妃のおひなさま展とは?
静岡県静岡市駿河区にある「グランシップ」にて、例年2月~3月にかけて開催される、2004年に92歳にて薨去された、宣仁親王妃喜久子こと高松宮妃喜久子さまが、18歳の若さで輿入れされた際にお持ちになられた京雛の展示会。
第15代将軍 徳川慶喜の孫で、公爵 徳川慶久の次女にあたる徳川喜久子として、1930年2月4日のご成婚にあたりお持ちになられた雛飾りで、葵の御紋が付けられた600点に及ぶ着物や箪笥・楽器などの豪華な調度品の数々と、三人官女ならぬ五人官女で、しかも内裏雛の横に小姓が控える19体の雛人形が特徴的な、幅約6m 高さ3.6mとスケール感のある圧巻の段飾り。
この他、ご成婚直後にフランスやイギリスなど欧米24カ国を14ヶ月かけて外遊された、当時の写真や新聞記事などの記録も同時に展示され、高松宮同妃両殿下のご活躍の様子がうかがい知れる。
高松宮妃のおひなさま展の見所
魅了し続ける雛人形
他に何があるわけでも無いのに、ただただ雛飾りが見たくて毎年足が向く展示会だ。緻密で精巧な調度品の数々と、俗世間ではなかなか見ることができない、豪華で雅な段飾りが魅力だ!
3776個のつるし雛
その年により会場内だったりロビーだったりするが、富士宮本町商店街振興会レディースクラブによる、3776個のつるし雛の展示が行われる。
静岡ゆかりの高松宮妃
父の故郷であり、余生を過ごした徳川慶喜の孫娘であること、西園寺公望の別荘だった「興津坐漁荘」を一時期所有していたことなど、静岡には縁のある人物だ。
19体の雛人形
場内での撮影が出来ないので遠目だが、五人官女や小姓の姿が見て取れると思う。とにかく幅約6mとスケール感のある圧巻の雛人形で、これを見てしまうと、どうしても他の雛人形を見る目が厳しくなってしまう。
五人官女に小姓付きの圧巻の19体だよ!
三人官女では無く五人官女で、しかも内裏雛の横に小姓が控える19体の雛人形だよ!
葵の御紋付きの600点の調度品をご覧あれ!
見れば見るほど、とにかく精巧に作り込まれた調度品の雅な世界に引き込まれていくよ!
年度により調度品のテーマが異なるぞ!
その年ごとに着物や箪笥・鏡台・楽器・囲碁将棋など、異なる調度品が間近で見られるよ!
高松宮妃のおひなさま展 編