世界文化遺産だよ！

2013年に『富士山－信仰の対象と芸術の源泉』の構成資産として世界文化遺産に登録されている神社で、富士山最古の村山口登山道に建つ、主祭神として木花之佐久夜毘売を祀り「富士根本宮」と号する浅間神社のひとつ。
平安時代に、村山修験の祖とされる富士上人こと末代が、富士山頂に大日堂を建て山岳修行の場として開き、鎌倉時代に頼尊が富士行を創始し村山を修験道場とした。その後、富士登山の拠点として山伏修行を行う修験者や富士登拝の道者を集め、江戸時代末まで興法寺とともに神仏習合により隆盛を極めるものの、明治の神仏分離令により衰退。さらに1906年の富士宮口登山道の開設によりルートから外れ現在に至る。
また「ふじのくにエンゼルパワースポット」にもなっているよ！

神仏分離により廃された興法寺の面影が残るよ！

江戸末期の建築で2005年に修復された、大日如来坐像や役行者倚像が安置されている「冨士山興法寺大日堂」をはじめ、山伏修行を行う修験者や富士登拝の道者が垢離を落とし身を浄めた不動明王像が見守る石積みの「水垢離場」や、同じく不動明王像が安置されている、かつての大棟梁権現社の拝殿跡に造られた修行の前後に護摩を焚いた「護摩壇」など、明治の神仏分離令により廃された興法寺の面影が残るよ！
また大棟梁権現と号し即身仏となった末代を祀っていた大棟梁権現社が、2003年に高嶺総鎮守社として裏山に再建され氏神となっているよ！

神聖なる2本の天然記念物の巨樹に注目！

静岡県の天然記念物となっている「村山浅間神社の大スギ」と「村山浅間神社のイチョウ」に注目！
特に母乳祈願も行われた乳状下垂が見事なイチョウは、落葉した冬に訪れるとスゴさがわかるよ！
また4月には、推定樹齢数百年と言われる樹高3m 幅5mのミツバツツジも咲くよ！

村山浅間神社の見どころ