富士山本宮浅間大社の前身とされる元宮だよ!
初めから本殿も拝殿も無く、"富士山" を御祭神として仰ぎ崇め直接礼拝する「遥拝所」が残されている、富士山本宮浅間大社の前身となる "元宮" だよ!
南北15.2m 東西8.4mの祭場となる「遥拝所」には、30~40cm程度の溶岩で築かれた祭壇や献饌所の他、神官や社僧などが着座する大宮司席や公文・案主席、別当・供僧席などの配置を示す石列が残されている。また神事の際に大宮司以下の神官や社僧らが参籠した場所が「籠屋」で、現在のものは1933年に建築されたもの。同時期の1930年に遥拝所の玉垣が、1931年には鳥居が造られている。
ちなみに遥拝所へは階段が続いているが、その傾斜そのものが、まさに富士山の溶岩流が止まった場所を示しており、遥拝所では富士山の噴火を鎮めるための祈りが捧げられていたと考えられているよ!
遥拝所へ続く参道の2つの石に注目!
里宮となる富士山本宮浅間大社と山宮浅間神社を往復する「山宮御神幸」が、明治時代の初めまで春・秋の大祭前日に行われていて、現在は数基を残すのみだが、御神幸道と言われた50丁(約5.5km)の道筋には、1丁ごとに「丁目石」と呼ばれる石碑が建ち、休憩の際に神鉾を立てる「鉾立石」がいくつか設けられていた。現在残っている「鉾立石」は、富士山本宮浅間大社の楼門前と、この山宮浅間神社の参道の2つの石のみだよ!
2013年6月26日、世界文化遺産に!
2013年に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として、世界遺産に登録されているよ!
ここで気まぐれな御祭神の "富士山" を拝めたら超ラッキーだよ!