まゆ玉の里とは?
静岡県伊豆の国市の 伊豆長岡温泉 にある「ホテルサンバレー富士見」などを舞台に、例年1月~3月頃に「伊豆長岡まゆ玉の会」が主催する行事。
二十数名の会員が、一年の歳月をかけ1つ1つ丁寧に制作した約30本の竹が特設会場に飾られ、ロビーの一角が華やぐ。
まゆ玉飾りは、1958年に狩野川台風の被害に遭うまで伊豆で盛んだった養蚕業における伝統的な風習で、五穀豊穣や商売繁盛などの祈りを繭玉に秘め飾ってきたもの。
一本の竹に、真っ白なまゆ玉や動物・果物・人形などが500~800個も飾られ、色も形も様々な飾りが見る者の心を和ませる。
例年同時開催される「ホテルサンバレー富士見の大ひな壇」との相乗効果もあって、期間中にはツアー客も大勢訪れる。
まゆ玉の里の見所
ホテルサンバレー富士見
古くから伊豆の名湯として名高い伊豆長岡温泉を代表する宿のひとつで、美肌効果が高いとされるpH9.0の温泉が自慢の宿だ。
まゆ玉の里
繭玉飾りは、五穀豊穣・商売繁盛などを願うもので、日本各地の養蚕が盛んに行われていた地域でその風習が見られるが、伊豆も例外では無かった。
仰ぎ見るまゆ玉飾り
ロビーの一角の天井を覆い尽くすような華やかさを見せるまゆ玉飾り。中には800個もの飾り付けが施された竹もあるという・・・
伊豆長岡まゆ玉の会
伊豆長岡まゆ玉の会は、小沢みゆきさんが代表を務める二十数名により構成される会で、まゆ玉の制作は1つ1つ丁寧に手作業にて、一年かけて行われている。
まゆ玉
かつては米粉や餅などだったまゆ玉だが、現在では発泡スチロールを布で包んだりして作られているとか。これも時代の流れか・・・
華やぎの演出
だるま雛の背後に、何気に飾られたまゆ玉だが、ちょっとしたことながら、左右の花にも負けない場の華やぎを演出している。
招き猫
特設会場の一角では、まゆ玉の手作り体験教室や、会員の方の作品の販売などが行われている。目を凝らして見ていると、吸い込まれそうになる招き猫だ・・・
ホテルサンバレー富士見の大ひな壇
例年同時開催される「ホテルサンバレー富士見の大ひな壇」との相乗効果もあって、開催期間中にはツアーバスも立ち寄るほどだ。ただし開催期間が流動的で、毎年のように変わるので、事前に確認のこと!
2つの和の伝統飾りの共演を楽しもう!
視界が華やぐ温かみのあるまゆ玉飾りと、豪華絢爛な大ひな壇とのコラボを楽しもう!
まゆ玉づくりにチャレンジしてみよう!
まゆ玉の手作り体験や販売なども行われるので、興味のある人は挑戦してみよう!
開催場所・開催期間に注意!
大ひな壇とは展示期間が異なったり、年度により場所も変わったりするので事前に確認のこと!
まゆ玉の里 編