久能梅林とは?
静岡県静岡市駿河区にある、徳川家康を御祭神として祀る「久能山東照宮」の境内にある広さ約3,000㎡の梅林。
1159段の石段で知られる、国道150号側に建つ山下の石鳥居より、石畳の参道を50m程進んだ左手にある。
梅林内に赤い「梅園橋」があることから、よく"久能梅園"と言われるが、正式名称は「久能梅林」。
毎年2月中旬より、白梅を中心に約130本の梅の木が花を咲かせ、観梅が楽しめる他、梅林中腹には四阿も設けられており、そこからのんびりと駿河湾や伊豆半島の眺望も楽しめる。
ちなみに、日本平山頂には「日本平梅園」がある。
久能梅林の見所
久能梅林入口
久能街道こと国道150号を折れ、150m程の所に建つ久能山東照宮の山下の石鳥居が目印で、そこから緩やかな坂となっている石畳の参道を進んだ左手に、「久能梅林」の案内板と大きな石碑が建っている。
梅園橋
この橋が梅園橋となっているからか、久能梅園とよく言われる。写真では橋の手前が久能梅林で、奥の入口側に「石垣いちご発祥の地」の石碑と、静岡いちごの「章姫」の育成功労者である「萩原章弘翁之碑」が建っている。
久能梅林
地元の方々の協力のもと維持されている梅林で、白梅を中心に早生・中生・晩生の梅の木が、約10種類130本植えられている。以前は約200本とされてきたが、現在は久能山東照宮の公式HPでも約130本となっている。
白梅
久能山東照宮で梅というと、この久能梅林よりも唐門下に咲く「実割梅」の方が知られている。明治時代に駿府城より移植されたもので、徳川家康が駿府城で自ら育てていた梅として知られる。
家康と梅
家康と梅との繋がりはあまり知られていないが、家康亡き後、実割梅が駿府城より梅干として東照宮に献上されていたという。菅公と梅との繋がりのようなお話だ。毎年久能梅林も華やぎ、さぞ家康も喜んでいることだろう。
駿河湾の眺め
梅林を奥へ奥へと進んで行き、ふと振り返ってみると、そこには駿河湾や水平線上に見える伊豆半島の光景が広がっている。梅林中腹には四阿もあり、眺望を楽しみながら一服できる。
2月~3月に参拝するなら、是非立ち寄ろう!
1159段の石段を登ることに必死で、脇目も振らず梅林をスルーしないように!
梅林から望む駿河湾の眺めを楽しもう!
梅林中腹には四阿もあり、そこから駿河湾や伊豆半島の眺めが楽しめるよ!
梅林入口にある、2つの石碑にも注目!
梅園橋の手前に、「石垣いちご発祥の地」の石碑と「萩原章弘翁之碑」が建っているよ!
久能梅林 編