ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンとは?
静岡県伊東市にある公園で、1963年7月に「伊豆海洋公園」として開園。その後、城ヶ崎海岸一帯が広義の意味での伊豆海洋公園となる中、2010年11月に「伊豆四季の花公園」へと改称。
さらに2017年12月に「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」へとリニューアルされ現在に至る。
城ヶ崎の自然を背景に四季折々の花が咲く 階段状の花壇 や、200種以上のアジサイが咲く あじさい苑、ティファニー・スタジオの作品を中心としたアメリカン・アール・ヌーヴォー期のステンドグラスのランプなどが展示されている ニューヨークランプ & ティファニーミュージアム がある他、ティファニーミュージアム別館&カフェ・イルカ展望テラス・アンティークショップ さくらさくら などがある。
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンの見どころ
NEW YORK LAMP MUSEUM & FLOWER GARDEN
昭和時代の1963年7月13日に、東京農業大学の名誉教授で種無しスイカの生みの親でもある近藤典生と植物研究家の飯田久が、共同栽培試験場も兼ねて開園したのが、現在の「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」のルーツとなる外来植物が多く見られた「伊豆海洋公園」だ。
翌1964年7月19日には 50mプール も完成し、徐々に城ヶ崎海岸一帯が広義の意味での "伊豆海洋公園" となって行く中、2010年11月にガーデンエリアが「伊豆四季の花公園」に改称。城ヶ崎の自然を背景に四季折々の花が咲く公園となり、中でも全国より集められた約230種に及ぶアジサイが咲く あじさい苑 が人気となる。
その後、2017年12月に更なる魅力がプラスされて「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」へとリニューアルされ今に至る。
ウッド調で "伊豆四季の花公園" の文字が可愛く躍っていた伊豆四季の花公園時代の入口からすると、およそ180度方向転換したかのようなニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンの入口。
入口というよりは "エントランス" とか "ゲート" という表現の方が相応しく、「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」よりも「NEW YORK LAMP MUSEUM & FLOWER GARDEN」の方がイメージ的にはしっくりくる感じで、河津バガテル公園 にも相通じるものがココにある。
もちろんリニューアルされたのは入口だけでなく、園内もエントランスのイメージ通りに期待を裏切らない造りへと変貌を遂げている。伊豆四季の花公園時代を知る人は、驚きとともにその変化も楽しめるだろう。
通りの向こうは大海原!
エントランスを抜けて歩き出すと、通りの先に大海原が広がっている。この先に何があるのか…と、期待が膨らむ瞬間だ!
四季折々の花が咲き誇るフラワーガーデン!
階段状の花壇 というと、安藤忠雄さんが手がけた 淡路夢舞台 の百段苑を思い起こすが、こちらは大海原に吸い込まれるようなすり鉢状の地形を活かした花壇で、季節を変えながら四季折々の花が咲く。
季節による変化が楽しめるのも、常に手入れや植替えを行っているからであり、いつ訪れても作業を行っている方に必ず出会う。
花が魅力の公園はどこもそうだが、そこに膨大な時間と労力がかかるわけで、終わりのない庭の草取りだけでヒーヒー言っている私からすると、お金を取る取らないに関係なく本当に頭が下がる。
眼前に広がる城ヶ崎海岸の絶景!
すり鉢状の花壇の先には 城ヶ崎海岸 の絶景が広がる、オーシャンビューの花壇だ! 展望スポットもいくつか用意されているので、お気に入りの場所で写真を撮ろう!
ちなみに城ヶ崎海岸は、2018年4月17日に『伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク』として認定された場所であり、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンのゲート横から門脇埼方面へと散策路が設けられているので、帰りがけにはそちらの散策も忘れずに!
来園してくれて "THANK YOU"‼
リニューアル後の園内は、様々な演出や仕掛けが施されている。花壇の中には趣向を凝らした細かい演出もあるので、おしゃべりに夢中でよそ見をしていたり、ボーっと通り過ぎないように!
「海が見たいよぉ~」なのか、「今日はたくさん来ているなぁ~」なのか…、置物とわかっていてもカワイイ!
こうして迎えられると、また季節を変えて訪れたくなる!
NEW YORK LAMP & TIFFANY MUSEUM
花壇奥にある ニューヨークランプ&ティファニーミュージアム。
何気にスルーされがちだが、入口に掲げられているのは「NEW YORK LAMP MUSEUM」でも「NEW YORK LAMP MUSEUM & FLOWER GARDEN」の文字でもなく、「NEW YORK LAMP & TIFFANY MUSEUM」となっており紛らわしい。
推察するに、(NEW YORK LAMP & TIFFANY MUSEUM)+(FLOWER GARDEN)では公園名として長すぎるので、短縮して「NEW YORK LAMP MUSEUM & FLOWER GARDEN」となったのだろう。それでも長いのだが…。
そんな館内に一歩踏み入れると、そこにはその外観ともフラワーガーデンとも一線を画する別世界が広がっている。
あの世界的ブランドであるティファニーの創業者の息子である ルイス・カムフォート・ティファニー が設立した ティファニー・スタジオ の作品を中心とした、1885年~1900年代初頭にかけてのアメリカン・アール・ヌーヴォー期のステンドグラスによるテーブルランプやフロアーランプなど約70点が展示されている。
昆虫や花をモチーフにした大胆なデザインと緻密さ、そして色彩豊かで魅惑的な輝きを放つ豪華で美しいランプの数々に圧倒される。
テーブルランプが並ぶその奥には、混雑時にはなかなか勇気のいる椅子が置かれた撮影スポットがある。クロスが光輝く何とも言えぬ世界観のフォトスポットだ!
何か誓いを立てないといけないような…、そんな気分になる。
色鮮やかなアンブレラスカイ!
あじさい苑 へと続く あじさいロード の頭上には、梅雨の時期を明るくする アンブレラスカイ の演出がされている。ここも人気の映えスポットだ!
あじさい苑 入口前からは、プール越しに大海原が望める。ちなみにこの 50mプール が、冒頭でご紹介した伊豆海洋公園がオープンした翌年の1964年7月19日に完成したプールで、実に半世紀以上の歴史がある。
この先に日本一海に近いと言われる 磯プール もあり、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンではなく伊豆海洋公園の施設として、夏期限定でオープンとなる。
静岡県内屈指のあじさい苑!
その年の開花状況にもよるが、例年5月末~7月初旬にかけてオープンとなる、フラワーガーデンの あじさい苑。
とにかく見事な咲きっぷりで、手入れの良さが感じられる。土壌酸度により色が変化するアジサイだが、土壌の管理も行き届いていて、色彩も豊かでコントロールされている感じだ。
平坦地ではなく斜面を利用したアジサイ園なので、角度によって見え方が変わり、個々のアジサイはもちろんのこと遠景も絵になる!
それにしても品種の多さ色彩の豊かさに驚かされるアジサイ園だ。一度に目に飛び込んでくるアジサイが多種多様で、しかも傾斜があることから勢揃いしているような感じで、その中を歩いているとアジサイに包まれている感がハンパない!
色とりどりの番傘による演出なども行われ、SNSの映えスポットに!
こういう演出1つで、ガラリと場の雰囲気も変わるわけで、色彩豊かなあじさい苑が、さらに華やぐ!
6~10月頃まで咲く四季咲きの「霧島の恵」やギフトでお馴染みの「ダンスパーティー」、人気の「アナベル」が咲くアナベル広場などもあるよ!
圧巻の200種以上 3000株のアジサイ!
フラワーガーデンの あじさい苑 に咲くアジサイは全国から集められ、200種以上 3000株 にも及ぶ。以前は230種となっていたが、それでも日本一の株数を誇る「あじさい祭」で知られる 下田公園 のアジサイは群生ゆえに100種程度なので、品種数では倍以上となる。
私自身ここで初めて出遇ったアジサイの品種も数多く、なかなか他では見られない変わり種のアジサイにも出遇えるよ!
ちなみに静岡市の 長光寺のヤマアジサイ は、約500種だよ!
品種名の札が立てられているので、見比べながらお気に入りのアジサイを探してみよう! 「おはよう」「ごきげんよう」「ありがとう」「君の名は」「透明なブルー」「長州維新」「白楽天」など、品種名を見ているだけでも楽しめるよ!
変わったカタチをした柏葉アジサイの「スノークイーン」や「ハーモニー」、その名もズバリの「城ヶ崎」や「伊豆の華」など城ヶ崎海岸に自生するアジサイにも注目だ!
四季折々の花が咲く階段状の花壇が美しいよ!
大海原に吸い込まれるようなすり鉢状の地形を活かした、春夏秋冬四季折々の花が咲く階段状の花壇が美しいよ!
上ったり下りたりしながら、角度を変えながら眺めてみよう!全体像だけでなく、花壇内の演出にも注目しよう!
興味が無くてもニューヨークランプミュージアムは必見だよ!
ティファニー・スタジオのステンドグラスランプの大胆なデザインと緻密さ、そして色彩豊かで魅惑的な輝きを放つその美しさに圧倒されるよ! 興味のない人でも、独自の世界観に惹き込まれて行くよ!
静岡県内屈指の紫陽花の名所だよ!
城ヶ崎に自生するガクアジサイをはじめ、200種以上 3000株の様々なアジサイが咲き誇るよ!
県内屈指の 紫陽花の名所 なので、初めて訪れるなら、絶対に6月のアジサイの開花時期に!
★お得なチケット:ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンの見どころ
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンのおすすめ時期
1月菜の花 アロエ |
2月寒桜 | 3月マーガレット | 4月金魚草 | 5月バラ 紫陽花 |
6月紫陽花 | 7月ひまわり | 8月マリーゴールド | 9月ダリア | 10月 | 11月 | 12月菜の花 アロエ |
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンの基本情報
名称 | ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン |
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読み方 | にゅーよーくらんぷみゅーじあむ&ふらわーがーでん |
英訳 | New York Lamp Museum & Flower Garden |
郵便番号 | 〒413-0231 |
所在地 | 伊東市 富戸841-1 |
駐車場 | あり |
お問合せ | 0557-51-1128 |
公式HP | ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン |
するナビ | 伊東市の観光スポット |
アクセス | ①伊豆急行線「伊豆高原駅」 ⇒東海バス「伊豆海洋公園」下車 すぐ ②JR伊東線「伊東駅」 ⇒東海バス「伊豆海洋公園」下車 すぐ |